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2021.04.21水回りのリフォームどこに頼めばいい?

鯉のぼりが青空を悠々と泳ぎ、田んぼに水が貼られ始めた4月中旬。急な気温の変化で体調を崩していませんか?
今日のブログでは、最近お問合せが多い、『水回りリフォームの依頼先』についてお話したいと思います。

30年近く経過した住宅で、一番に気になってくるのが、この水廻り。一般的に3点セットと呼ばれている、トイレ・お風呂・キッチン。これに洗面台が加われば4点。まずはこれらを同時に変えた方が良いのか?について、お話しましょう。

ズバリ!一度に変えてしまった方が、後の心配が少なくなります。が、当たり前ではりますがその分の費用負担が増えます。ここで言う心配とは、給水管や排水管のこと。古い管を全て新しく出来ることが、全交換の最大のメリットだと言えます(古い管がそのまま使われる場合もあるので要注意)。もちろん、別々にリフォームすることも十分にメリットがありますので、費用を分散させたい場合は、壊れた順番で入れ替えましょう。このような場合の依頼先は、お近くの水道屋さんか、ホームセンターをお勧めします。

こんな話は、よくあるリフォーム会社のホームページやチラシに書かれていること。私たちドクターリフォームサンセイにお問合せ頂く方の多くは、「どうせ変えるなら、バリアフリーや間取り変更等、生活そのものが快適になるようにリフォームしたい。」とおっしゃいます。この場合、水廻りのみリフォームと大きく違うのが、『提案』です。

水廻りリフォームは、各メーカー(TOTO・リクシル・タカラスタンダード・クリナップ等)の商品と、水道工事価格を提示され、その商品の品質と価格で判断しますが、ここに前述の『提案』が加わってくると、家族の動線(家の中を、誰がどこを通って、何をするか)を家族みんなで検討し、現在の身体能力や、今後予想される介護状況なども、家族間で話し合う必要が出てきます。

そんな『提案』と『検討』には、知識と経験のあるプロの意見が必ず必要になってきますので、そんな際は、間取り変更リフォームやフルリノベーションを多く手掛けている、リフォーム&リノベーション専門店に声をかけてみることも、解決策のひとつかと思います。「水廻りを中心とした生活様式の改善提案を希望」などと伝えると、あちらのテイアンゴコロがくすぐられるかもしれませんね。

一級建築士・インテリアコーディネーター 山口弘人

(写真は先日完成した、S様宅。今後の老後生活を見据え、一階にすべての水廻りを移動した事例)








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