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2021.04.28キッチンリフォーム&リノベーション 『キッチンは誰のため? 何のための?』

東京都内に3度目の緊急事態宣言が発令され、GWもまだまだstayhomeが続く、2シーズン目のコロナ春ですが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
私は花粉症が楽になったことで、気分も軽く、子どもたちと近場でキャンプなどをして過ごしております。自然の中で一日過ごし、スローな時が家族との時間を再発見させてくれ、とても良い思い出を創ることが出来ています。コロナ禍でも、日々の生活は大切にしたいものですね。

最近、連日のようにご依頼のあるお客様と、キッチンについてお話をしています。昨日お邪魔した芳賀町のお客様とは、『キッチンに立った時に見える景色』。についてお話をしました。「キッチンの位置がそのままでも、窓を変え、見える景色をコントロールすることで、より快適にお台所タイムを過ごすことができますよ。」とお伝えすると、「なるほど~」と笑顔で返して下さいました。

では、そもそも、キッチンは誰のためにあり、何のための場所なのでしょうか?

私ならこう答えます。「それはそこに住む全員のコミュニケーションタイムの場」だと。
その昔、昭和の台所は、北側の寒いさむ~い暗い場所にあり、嫁が一人寂しく黙々と『作業』をする場所でした。そう言えば、私の母がこんな愚痴を言っていたような・・・「作るのは時間がかかるのに、食べるのは一瞬で・・・(涙)」

時代は変わり、今は『令和』。作る時間が楽しくて、食べる時間との境目がない。そんなキッチンお食事タイムを過ごしましょう。作るのは一人でも、そこに家族の気配を感じるキッチン。好きなドラマを見ながら調理ができるキッチン。配膳も後片付けも、皆で出来るキッチン。

『食』は老若男女問わず共通の楽しみです。こんな時代だからこそ、より充実した生活を送るためにも、そんなキッチンを生活に取り入れて行きましょう。

一級建築士 インテリアコーディネーター 山口弘人





暮らしの中心にキッチンを持ってきた、中古リノベ事例(2021)