中古マンション購入後のリノベーションについて
1 間取りの変更
私たちが相談を受けるマンションリノベーションで、最も多い築年数帯が30年代です。その場合の多くは、3LDK・4LDKなど、個室の部屋数にスポットをあてて販売されたと思われる間取りになっていて、解放感にかけます。中古マンションをリノベーションする際、最初に考えるべきポイントの一つが間取りです。 現在の間取りが希望するライフスタイルに適しているかどうかを検討しましょう。 例えば、オープンなキッチンを導入したり、部屋の配置を変えたりすることで、より快適な空間を作ることができます。
2 内装のリニューアル
内装の更新は、リノベーションの中でも重要な要素の一つです。壁紙や床材、照明などを新しくすることで、全体的な雰囲気を変えることができます。また、色彩やデザインの選択によって、好みやライフスタイルに合わせた空間を作ることができます。特に中古マンションの場合は、ザ・蛍光灯。といった照明がほとんどですので、電球色のペンダントライトや、壁にブラケット照明を取り付けるなどすれば、イメージをガラッと変えることが可能です。
3 設備の交換
古くなった設備の交換も重要なポイントです。キッチンやバスルームの設備、給湯器など、老朽化に伴う安全性にも考慮し、必要な箇所を交換しましょう。また、最新の機器類はエネルギー効率の高い設備にアップグレードされていますので、将来的なランニングコストを削減することも可能です。「ガスをIHに変えたい。」や、「エアコンの台数を増やしたい。」など、皆さんご要望も様々です。
4 収納の最適化
収納は快適な生活の上で非常に重要です。リノベーションの際に、収納スペースを最適化する工夫を加えましょう。クローゼットや棚を増やすことで、すっきりとした空間を作ることができます。適宜適切、量も大切ですが、その質(場所や形状)のセンスがカギを握るのが、この収納計画です。
5 デザインの統一
リノベーションを行う際には、全体のデザインの統一を考えることも重要です。色彩や素材、家具の選び方などを統一することで、調和の取れた空間を作ることができます。フルリノベーションの場合は、ゼロから自分好みに決めていくことが可能ですが、部分リノベーションの場合や、お持ちの家具を再利用したい場合などは、そちらとのバランスを重視したインテリアコーディネートをおすすめいたします。
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建築士とインテリアコーディネーターのご紹介