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2020.06.11新しい生活様式に合わせたリフォーム・リノベーション相談事例3選

緊急事態宣言解除から約一か月。私たちに頂くご相談にも、少しずつ変化が表れ始めました。「コロナは心配だが、第二波に備え、家を快適にリフォーム&リノベーションしておきたい。」こんな声を、聞くようになりました。
これまでの相談は、『壊れたから直す>快適に暮らす。』という感じでしたが、コロナ自粛で家の存在価値はより高くなり、オウチ時間を快適にするためにどうしたら良いか。という観点での相談が増えました。具体的なケースを3つほどご紹介します。

ケース➀LDKと水回りを含めた、1階の全面リフォーム&リノベーション
Aさんご夫婦は、もう少しで定年を迎える50代。宇都宮市内の人気エリアに居を構えて20年以上。娘夫婦が近所に新築の家を建て、孫に会える楽しみも増えた所。「老朽化してきた我が家も、そろそろリフォームしないとなぁ。」と行動に移し、情報収集と提案を受けていた矢先に、新型コロナウィルス感染症拡大のニュース。一度は計画を中断し、自宅での自粛生活を行っていたものの、やはり一度描いた快適生活への憧れは止まらず、より一層新生活への思いが強くなり、緊急事態宣言解除と共に計画実行へ。今は、必ずやってくる第二波を、どれだけ快適にステイホーム出来るかという考え方にシフトチェンジしているようすです。

ケース➁築浅のマンションへ転居し、自分好みの快適バリアフリーLDKリノベーション
Bさんは、戸建ての持ち家にお住まい。手狭になったわけでなく、子育ても落ち着いて自分の時間を大切にしたいと思った時に、利便性の良い場所のマンションへ移住することを決心されました。私たちがご相談を受けた時には、既に物件は決まっていて、プランやインテリアデザイン、スタイリングの相談を受けました。この物件築年数が10年程度と古くないので、お風呂などの水回りはそのまま再利用し、LDKをビンテージtasteにリノベーションすることに。古家具や建具など、ワクワクしそうな素材をお客様が見つけて来てくれるので、私たちも新鮮な魚介類を入荷した板前さんの気分で、楽しみながら素材を調理させて頂いております。好きなインテリア空間でのステイホーム。完成が楽しみです。

ケース➂親から受け継いだ物件への付加価値リフォーム&リノベーション
こちらは、またまた場所が良い。宇都宮市内で、公園も近くにある文化的エリアで、土地の価格も当面低くはならない人気エリアでもあります。ご両親のご意向もあり、壊して新築を建てることはNG。既にキッチン等水回りは数年前にリフォーム済であるので、今回はLDKを中心にリノベーションすることに。家族そろってTVを見る時間。インターネットでゲームを楽しむ時間。読書の時間。ただボーっとする時間。これと言って特徴のない時間も、家族にとって団らんの一つです。ステイホームがより充実した時間に出来るよう、ソファや照明、大型TVの設置場所、収納スペースなど、細かな部分もお客様と話し合いながらお手伝いを進めております。



以上3件のリフォーム&リノベーション事例を紹介致しましたが、皆さんに共通するキーワードは、オウチ時間を大切にするための、『未来時間への投資』です。この先がどうなるかわからない時代だからこそ、より確かな、目に見えて残るカタチ(リフォーム&リノベーション)と、見えないけれど一番身近にある家族との時間(安全に誰とどこで過ごすか)を、大切にする傾向にあるようです。
家族時間の楽しみ方。あなたならどのような選択をしますか。

一級建築士 山口弘人