国土交通省は、戸建て住宅の新しい評価基準作りのため、8月にも作業チームを立ち上げる。
不動産業界の慣習として、木造であれば約20年で建物価値をほぼゼロと見ることが多く、リフォームをしたとしても、現状ではその効果を評価する基準がない。そのため、リフォームを行った中古住宅の多くが、住み替えなどを検討する際、価格に反映しないため、売却をあきらめるといったことも多いと思われる。
新基準では、リフォームによる耐用年数向上の評価や、たとえば、システムキッチンを設置した直後では、そのシステムキッチン分の価値が上がる評価になるという。
新基準は2013年度中に完成させ、2014年度から中古住宅取引の際の目安として普及するように進めていく予定。