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HADASHI HOUSE

 ゆるやかな南向きの斜面に佇むY邸は、一年中、陽の光がさんさんと降りそそぎ、野の風が通り、窓からは四季折々の豊かな田園風景を楽しむことができる。この地に居を構えたのは、昭和57年。今は亡きお父様と一緒に、所有していた山から木を切り出し、自ら製材し、斜面を整地して建てた家だった。その2年後に結婚し増築、息子3人に恵まれ、三世代で仲良く暮らしてきた。次男の結婚と同居を機にリフォームすることにした。


 間取りはほとんど変えずに、屋根、床、壁、天井などほぼ全部手を入れたので、まるで新築のように仕上がった。柱や釘一本にいたるまで家づくりの記憶が残り、家族で暮らしてきたたくさんの思い出が詰まっているので、新築は考えられなかったという。


 高校時代から家づくりに興味を持っていた次男は、大学で建築を学び、今は設計の仕事をしている。学生時代から自宅のリフォームの構想をねって、多くの住宅メーカーを訪れたが、技術的に難しいと言われ続けた。暮らし方を大切にしたくて、どうしても妥協できずに探し当てたのが、ドクターリフォームサンセイ。山口弘人社長と話しをして、ここしかないと確信し依頼したそうだ。


 「家族それぞれの思いを取り入れてくれたうえに、柱が震災でわずか2、3㎝ゆがんでいたのを見つけて、修正してくれた」と感動していたのが印象的。太陽・緑・家具・風・思いやりの気持ちなど、素敵なものに囲まれてY家の新生活がスタートした。