VOICEお客様の声

ゆとりと寛ぎに華を添えて

互いを思いやる気持ちが生んだリフォーム

住まいは家族とともにあり、また家族の成長とともにそのあり方も変わります。今回は、年齢を重ねるにつれ、寒さや生活動線の不便さをおぼえることが多くなったご両親を気遣い、実現した福田さんご一家のリフォームを紹介します。


 福田家の住まいに対する悩みは、大きくまとめると「寒い、暗い、使い勝手が悪い」というもの。築三十二年になる農家づくりのお宅は、全体的に暗く、また冬の寒さは厳しいものがありました。これまでに一度雨漏りの修繕を行った他には手を加えたことがなく、水まわりの老朽化も目立ってきていました。そして奥様のここ数年のお悩みは、茶の間と分断されたキッチンです。キッチンと茶の間が離れていることで、日々料理をして配膳することが徐々に足腰に負担となってきていたのでした。


 実はリフォームを考え始めたのは三年前のこと。ドクターリフォーム・サンセイが主催するリフォーム施工事例のパネル展示会「仕事展」に足を運んだことがきっかけでした。その時はまだ決断しきれず、そのままになっていましたが、今回娘さんがご両親を思いやる気持ちも後押しし、リフォームをすることに決めたのです。


「リフォームをするなら、両親の身体が元気に動く今のうちにした方がいいと思っていました。」と娘さんは話します。最終的な施工範囲は、水まわり、LDKに土間と玄関を加え、全面的なリフォームとなりました。


 それでは、今回のポイントを紹介していきましょう。まずLDKは、今回のリフォームで最も大きく変化した空間です。暗い部屋に明るさをもたらすため、窓を大きく設けています。システムキッチンは奥様お好みのワインレッドを採用。配膳しやすいよう対面型に設置しました。寒さ対策には、断熱材を施工し、室内に蓄熱式暖房を導入しました。今回の住宅設備はオール電化設備になり、安心安全で、かつ経済性にも優れています。リビングの一角には畳のスペースを設け、掘り炬燵を入れましたが、ここはご主人たっての希望でした。「これまで洋室に暮らしたことは無かったので、掘り炬燵が無い生活はどうも考えられなくて」とご主人。リビングは、ソファーも置ける和と洋を兼ね備えた空間に仕上がりました。和室のそして、リビングの壁面に貼られたケヤキの板は、住まいの歴史を脈々と今に伝える貴重な家財。これまでは玄関前の廊下に使われていましたが、これはこの家が建つさらに前の明治時代から使われてきた大黒柱だったのです。リビングの上品なアクセントとなり、これには奥様も満足している様子です。


 浴室と洗面脱衣室も一新しています。収納スペースを増やすため、洗面化粧台と一体となった収納を設けました。浴室は息子さんのご希望で、一.二五坪のゆとりあるシステムバスを導入しました。トイレは、これまで廊下の奥のずっと離れたところにありましたが、今回新たにダイニングの一角に設けました。暖房換気扇も導入し、冬場の寒暖の差を最小限に抑える配慮がなされています。玄関正面には、明り取りを兼ねた欄間を設けました。設計者の工夫により、福田さんの家業であるバラ栽培で育てた自家製のバラを欄間の中にしつらえてアクセントとしました。


 工事中は、毎日のように工事の様子を見ていたというご主人は、「二週間に一回程度定例の打ち合わせがあったので、その際に進捗状況を互いに確認したり、こちらの質問に答えてくれたので良かったです。」と話します。ご近所の方々も、福田さんのリフォームが気になっている様子だそうです。「工事と片付けであわただしかったので、ゆっくりお茶を飲みながらおしゃべりをしたいですね。」と奥様。


 バラ農家を営む福田さんご一家。愛にちなんだ花言葉を多く持つそのバラのように、ご家族の間にも愛が溢れています。