100年経ってヨミガエル 宇都宮市 1000万円~
■Before
築100年の寒くて、暗くて、収納がなくて・・・
今回も、我々にとって、とても「やりがい」のあるお家を、リフォームさせて頂く事になりました。
いざ現場調査に出動!
年数が経っていても、お手入れがしっかりしていたので、痛みは
そんなにひどくないなっ。
屋根も前に一度リフォームをしているなっ。
耐震強度はちょっと弱いぞっ。
たしかに寒さ対策は絶対条件だなっ。
間取りは、グッと使いやすく出来そうだぞっ。
社に持ち帰り、プランの検討やリフォーム金額の見積りに入ります。どのようなリフォームが完成するのか、どうぞお楽しみに!
■解体工事
築100年以上経っている、古い民家。
解体するとあらわになるその骨組み。
現代のそれと比較してみると、建築技法・技術の違いは明らかで、この先数十年後には、どのような技法で家が建てられているのだろう?と未来の建築を空想してみたくもなります。
壁は、真竹や篠竹(しのだけ)を縦割りにした木舞竹(こまいだけ)を編んだ上に、土と漆喰を塗る技法。
屋根には、木の皮を重ねて屋根を葺く方法の木皮葺き(コハダブキ)
そして柱が乗っている基礎には、大谷石。
どれも当時の歴史を感じる、現代では見られない仕事です。
では、これをどのように、現代の快適な住まいに近づけて行くのか?
そこが、ドクターリフォームサンセイの過去の実績に基づくワザの見せ所!
古いお家にお住まいで、リフォームをお考えの方。詳しくお知りになりたい方、お気軽にご連絡下さい。
■基礎工事
古い建物をリフォームする際に、その建物が、その後何年快適に住めるのか?はとても重要な問題ですよね。
壁紙張替えて、床にフローリングを貼って、屋根と外壁塗装して・・・なんて簡単な工事だけ行えば、数年は保つことが出来るとは思いますが、建物の歪みや耐震性、断熱や湿気対策の面では、なにも解決されませんし、長くその効果を得ようとするには、到底及びません。
その第一段階とも言える、基礎工事。鉄筋を入れた現代式の頑丈なコンクリート基礎を新たに造り、その後に、柱を補強していきます。
■大工工事
基礎の上にしっかりと乗った土台。
この段階で「リフォームして良かったわ」と言って下さるお客様も少なくありません。
が、まだまだ工事は折り返し地点の一歩手前。
ここから間取りの変更に伴い、柱の補強や、壁、サッシの入れ替えなど、具体的に部屋が作られて行くのです。
この後、天井、壁、そして床にも断熱材を充填していきます。
■大工工事2
寒さの原因の半分は、壁やサッシの隙間から入ってくる冷たい空気です。
昔のアルミサッシは、木製のものを使っていた、当時としては優れていた商品でしたが、今となっては、その性能がグッとアップした断熱性の高いサッシが開発され、価格も徐々にお求めやすくなって来ています。
内側の枠が、樹脂性であれば、結露も防止でき、冬場の日々のストレスを格段に改善してくれます。
もちろん開閉も、楽になりますし、ガラスがペアになる分、防音効果も増します。
構造上重要な壁には、今回は木ではなく、鉄の筋交いを採用。
専門用語で「壁倍率」という言葉がありますが、一軒の家に必要な壁の量を計算し、少ない時には、このような方法で、基準を満たす強度を確保する場合もあります。
リフォームは、素敵にそして強く使いやすく!
■大工工事3
外壁には白と紺色のガルバニウムが貼られ、なかなか見ることが出来ない新旧融合建物となって来ました。
雨漏れさえしていなければ、屋根は直接的には生活に関係がないからと、予算を抑える関係上、リフォームせずにそのまま残すといったお客様も少なくありません。
屋根だけを先にリフォームされた方からのご相談も多くいただきます。
内部は、仕上げ工事前の下地が完成し、いよいよ完成までのカウントダウンが始まりました。
宇都宮市内中心部から程好いエリアに建つこのお家、きっと奥様のこれからの生活を、快適に楽しませてくれる事でしょう。
■仕上工事
狭く仕切られていた壁が取り払われ、大きなLDKが完成。
水廻りの設備も新しくなり、素敵に機能もグッとアップ!
向こうに見えるお庭も、引き立つようになり、夏も冬も快適に過ごせる住まいとなりました。
今から引越しが待ち遠しいといった感じでしょうか。
長らく続いた工事も、残りわずか。
最後の作業、クリーニングを行っております。
社内チェックをし、お客様にもご納得頂いた後、正式にお引渡しとさせて頂きます。