プライベートもしっかり確保 市貝町
■Before
日当りもそんなに悪くないし、建物もしっかりしているし、どこをリフォームする必要があるの?ご近所さんからもそんな声が聞こえてきそうなTさん宅。
リフォームをご依頼くださる方の中には、このように一見その必要性を感じられない家にお住まいの方もいらっしゃいます。では、何に不満を感じているのでしょうか?それは「間取り」。
会社を経営されているご主人は、友人知人を家に呼ぶ事もしばしば。そうなると、奥様や娘さんたち家族は、ダイニングに身を潜めお客の帰りを「まだかまだか」と待ち続けているのだそうです。
今回のリフォームでは、玄関を入って右側と左側でご主人スペースと家族スペースを分けるプランをご提案させて頂きました。完成を楽しみにしている奥様のためにも、一日でも早いお引渡しを目指します。
■解体工事
間取りの変更を伴う、大規模なリフォーム工事。まずは解体の段階でどこまでをどのように壊すかで、その先の工事の出来不出来が決まってきます。
「残しておきたい」と、お客様が思っていた部分(写真にある格子状の天井など)が無残にも壊されていた。なんて、取り返しのつかないことにならないよう、入念に確認をし現場監督が職人に指示を出していきます。
そして、骨組みだけになった状態で再度建物の状態を診断。雨漏れはなかったか?柱が極端に傾いている所はないか?などを確認し、必要な処置を施して行きます。
■大工工事
壁を補強し耐震性を高め、間取りを変更し快適な空間を造り、大工仕事はリフォームの要として、その出来を左右して行きます。
そしてリフォーム工事において、建築技術と同じくらい重要な「技術」が「お客様への気配り」。工事がどのような状況にあるのか?明日はどんな仕事をする予定なのか? お客様から聞かれる前にその不安を察知し、お応えしていけるかが重要なポイントになります。
写真右上をご覧下さい。ユニットバスが使用できる状態に仕上げてあります。お風呂が早目に入れるようになれば、お客様のストレスも軽減できますので、この辺りもリフォーム工事ならではの「気配りと」言えますね。
毎日訪れる夕立とも戦いながら、工事は仕上げ段階に進んで行きます。
■After
長い工事期間を経て、無事にリフォームが完成致しました。楽しみになさっていた奥様と娘さんも思い通りに仕上がったと大満足。南側の明るい場所に新しく登場したLDK。夜には間接照明の効果で優しい光に包まれます。リフォーム前からあった格天井も自然にマッチ。トイレの手洗い部分にはモザイクタイルを使いかわいらしく仕上ました。