ワンちゃんと二階に暮らす 高根沢町 1000万円~
■Before
家と同じ敷地内で、ご商売をされている方にとっては、共通の問題とも言える、プライバシーの確保。
今回のお客様も住居に隣接した医院を営んでいらしゃいます。
居住空間の2階への移動。
二つの建物をつなぐ連絡通路部分の充実。
駐車場を確保するために1階を部分的に減築。
果たしてどんなリフォームが完成するのでしょうか?
☆リフォームコンセプト☆
「耳を澄ませば」
プライベートな時間(とき)を充実させ
建物全体の利用価値を高める
減築という新しいカタチ
耳を澄ませば
そこから安らぎと笑顔が聞こえる
■解体工事
外壁や内部の間仕切壁が撤去され、人間の体で言うと悪い所が撤去された状態と言った状態です。
この時点で、どの柱を撤去するのか、そのためにはどのような補強をしていく必要があるかを、再度検討いたします。
リフォームは、デザインだけでなく、その機能もグッとアップさせなければ、お客様の真の満足は得られません。
用・強・美 リフォームの3つ鉄則がそこにあります。
■大工工事
2階のリビング部分は大工工事が終了し、仕上げに進みます。
そして、今回のリフォームで最も難易度の高い、1階減築(面積を減らす工事)部分には、今までの外壁の中に新たな外壁を設け、柱や壁を取り除いた所には、金物や大きな梁材で補強を施しました。
雨のタイミングを見計らって、既存外壁の撤去を行います。
少子高齢化が進むわが国ニッポン。今ある建物の面積を減らすリフォームが、今後も増えて行くのかもしれないですね。
■大工工事2
減築工事が無事に終了しました。これで駐車スペースがもう一台分確保でき、土地と建物を有効に活用できるようになる準備が整いました。
そして新たに2棟をつなぐ通路も誕生。雨の日の移動も楽になり、それぞれの建物の戸締り等の管理もしやすくなります。
減らした所と、足した所、合わせてみると、全体の面積は以前とそんなに変わりません。
そして今回は、その対象となる工事を施すので、建築基準法に基ずく確認申請も行いました。
ではなぜそこまでして、減築を行うのか?
それは、建物の使いやすさというものは、その大きさに決して比例してはいない事。
使いやすいプランというものは、家族構成やライフスタイルによって変わるもので、それに合わせた形を作り出す事が、提案型リフォームの真の目的であるからです。
ただキレイになった。部屋をひとつ増やした。だけでは、快適な住空間は生まれません。
住まい手と、造り手が、問題解決に向けてチカラを合わせ、意見を出し合い。納得できる打ち合わせを、契約前~施工中にかけて、常に行って行く事で、その解決策が生まれるのです。
増築をするつもりだったのに、相談してみたら、今の建物の大きさを変えなくても、十分に住みやすくなるって事がわかったわ!
なんて仰っていただけるケースも少なくありません。
この春、リフォームをお考えの皆さん。ぜひリフォーム専門のドクターリフォームサンセイにお声をお掛け下さい。
■仕上工事
減築をした外観には、大谷石が貼られ、リフォーム前とはまったく異なった感じに仕上がりました。2つの棟をつなぐ廊下も完成し、雨の日の行き来も楽に。
内部の仕上もほぼ終了。キッチン手前に見えるバッテンは、建物の揺れを防ぐために重要な筋交い。
東西、南北、それぞれの壁の量を計算し、リフォームしてキレイになったし、強くもなったわ!と言っていただける仕事を、心がけております。
■After
建物を減らした部分はご覧のような駐車スペースとなりました。
玄関へのアプローチには大谷石を敷き込み、ちょっとした植栽も。清潔感溢れる気持ちのよい外観になりました。
建物内に入ってみると、元は子供部屋として小さく仕切られていた壁を取り払って出来たLDKが2階に。
老犬となり、暑さや寒さにも弱くなって来た、ワンちゃんも屋内にドックスペースが出来た事で大喜び。
家族構成の変化や、使い勝手によって、空間の大きさやその機能を変化させる事が、そこに住む家族にとっての家の価値を高める、リフォームの真骨頂と言えるのではないでしょうか。