■Before
全体的にリフォームするお宅でも、最初は部分的な相談からスタートする場合は少なくありません。
今回お手伝いさせて頂く事になったこのご家族も、きっかけはダイニングキッチンと水廻りのリフォーム。
プランも大切ですが、それにかかる費用も同じくらい大切。見積りをご提案した際に、これならば、他の部屋もリフォームできるのではないかしら?となりました。
全体リフォームをする際、最も金額が張る部位が、ユニットバスやシステムキッチンです。メーカーの指定やこだわりのある方以外は、我々スタッフの提案で、この部分の金額を抑え、他の部屋のリフォームにお金をかけるといったケースも多くあります。
冬場はとても寒くて、隣に住む子世代夫婦からも、早くリフォームをと懇願されていた様子。
バリアフリーで、冬暖かく夏涼しい空間はもうすぐそこ。
解体工事~仕上げ工事を経て、イメージパースのような素敵な空間が完成いたしますので、どうぞお楽しみに。
■解体工事
その家が造られた時の昔話。それは解体の現場で感慨深げに語られるのです。
いやぁあの頃は若かったから、自分でなんでもやりたくて。
電気の配線も、この雨よけの庇も、みんな私が作ったんだよなぁ。
近所の人たちが農家仕事の合間を縫って、応援に駆けつけてくれてねぇ
ほらあそこの家も、あっちのお宅も、みんな手伝いに行ったんだよ。
あ~あ なづかしぃ
正直に言って、見た目は上手と言い難い部分も、施主のご主人からすれば宝物。
そんな思い出を大切に、リフォームは解体が終わり、大工工事に進みます。
■大工工事1
ん~フムフム、この柱を抜いて、ここに壁を作って・・・
図面が読めないクワガワに変わって大工工事に汗する親方。
基礎の補強が済み、足りない部分の筋交いや、金物補強、そして柱の撤去を行うための、梁の補強に入ります。
間取りを変えるリフォームを考える際、最も重要なことは、その強度。新築とは違い、考えられるメリットもデメリットも様々。経験を活かし、安全で快適な空間造りを進めていきます。
■大工工事2
柱を抜いた部分に補強用の大きな梁が入り大工工事も順調に進んでおります。これだけの重さの梁を高く持ち上げ柱に結合して行くわけですから、当然ひとりの力では不可能です。
そんな時こそ、ドクターリフォ-ム・サンセイの職人会「ばなな匠の会」が大活躍。他の現場から抜け出し(もちろんお客様にお断りをして)応援に駆けつけるのです。
ドクターリフォームサンセイの工事エリアは栃木県内限定。
施工やアフターサービス、そして職人との連携を考えると、「やっぱり地元、とちぎだんべぇ」という事になりますよね。
床暖房のパネルを敷き、フローリングを貼り、外壁には透水シート。夏本番!大工も本番!打ち込んだ釘の分だけ汗が出ます。
■After
狭く仕切られていたそれぞれの部屋がLDK+和室の大空間となりました。
リビングのアクセントとなっているソファは、かなり年季の入ったアンティーク物。お部屋にマッチしてますね。
対面キッチンとなったことで、家族間の会話が増えた事はもちろん、片付けも楽になりました。
そして最も喜んでいただいている点が、バリアフリー!
朝、仏壇にお線香を上げる時も、食事が終わりリビングに移動して寛ぐ時も、段差を気にすることなく移動していただけます。
リフォームは、見た目のキレイさだけでなく、その機能や建物としての強度も高めていってこそ、真の価値を得ることが出来るのです。
お客様アンケートより
Q:ドクターリフォームサンセイに頼もうと思ったきっかけは?
A:ご近所の紹介で、貴社の現場を見せていただいた事。
Q:デザイン性は?(5段階評価)
A:☆☆☆☆☆
Q:工事について
A:☆☆☆☆☆
Q:スタッフのマナー
A:☆☆☆☆
Q:スタッフにひとこと
不満と言うほどのことではないのですが、隣に住む子供の家に休憩中の大工さんたちが庭で吸っていたタバコの煙が臭って嫌だったと話していました。工事については、子供達も出来上がりを楽しみにしていましたし、満足しています。
◇タバコの煙の件、申し訳ございませんでした。これからはそれぞれの車の中での喫煙を心掛けると同時に、健康のために禁煙運動もすすめます。