■リフォーム前のようす
栃木県が世界に誇る大谷石を積み上げて造られたお父様自慢の家。敷地内に住む息子さんご家族も気に入っている。ただ、今後の生活を考えると・・・
台所から居間へ移動する廊下など、所々にある段差を解消したい。
水廻りがそれぞれに設置された2世帯住居にしたい。
お父様は純和風の拘りをもった住まいにしたい。
お母様は明るい茶の間にしたい。
お父様は寝室は明るいところで寝たい。
素材はアレルギーをお持ちのお孫さんの為に無垢材を使用したい。
玄関は明るくしホールを設けそれぞれの世帯にアクセスできるようにしたい。
両親のスペースは掘りごたつ+畳スペース。
農作業をしているので勝手口も必要。
布団は毎日干したい。
ご両親はオール電化・若夫婦はガス派 若夫婦世帯には床暖房を。
対面キッチンは南向きがよい。
ピアノ設置スペースの確保したい。
一人でゆっくり本が読めるスペースが欲しい。本棚を充実させたい。
そして、今回のリフォームのコンセプトが発表された
タイトル『我が家といつまでも』
昭和41年、父と一緒に建てた我が家も45年の時を過ぎようとしている。
当時を思い返すと、耐火性や地盤の事を十分考えた家づくりであった。
それはこの先、いつまでも家族と安心して暮らしたい!との想いの表れである。
そして現在、当時の想いとは裏腹に我が家が岐路に立たされている。
家族の住まい方や、考え方も時代の流れと共に変化を求められている。
家族も増え、一緒に暮らすには手狭になり、老後の生活の為に、もっと快適に暮らしたい。
あちこち家も傷んできているし何とかしたい!
いっその事建て替えよう!
しかし、建て替えが家族にとって一番良い選択肢なのだろうか?
あの時、父と一緒に願い想いを込めた我が家。家族との沢山の思い出が詰まった我が家。
壊すことは簡単であるが、失うモノの価値の方が余りにも大き過ぎる。
もう一度原点に返り考え直したい。
あの時の思い出。これからの未来の為に。
昭和41年の代表的なヒット曲。加山雄三の「君といつまでも」。当時建築中の我が家の現場にもこの曲がラジオを通して流れていた事でしょう。
家族それぞれの想いや、これからの未来の為、いつまでも安心して幸せに暮らせる住空間がカタチになります。