■Before
今回のご依頼は、築37年、瓦屋根と漆喰壁の外観を持つ、典型的な農家造りのお宅です。
段差が多く、水廻りの使い勝手が悪い。電気配線等もお悩みのひとつです。
耐震性や断熱性、そして収納にもご不満を感じながらの生活は、毎日少しずつ、そこに住むご家族に、ストレスを感じさせて来ました。
バリアフリーで暖かく、そして強く使いやすく快適な住空間を、ご提案させて頂き、ご生活を楽しく、豊かにしていただきたいと思います。
■解体工事
古い壁を取り払い、骨組みをあらわにしてみると・・・
基礎のひび割れ、土台の腐り、土の湿気、いろいろな事を確認する事ができます。
過去の経験から、大よその予想を立てて、リフォームプランを組んでいきますので、我々は驚く事はないのですが、そこに今まで住んでいたお客様は、ちょっとビックリされます。
それもそのはず、大規模なリフォームともなると、何回も行う方は多くありません。となると、大規模に解体された我が家を見ると言う経験も、初体験になるわけですからね。
だからこそ、基礎の状態や構造上の問題もハッキリと確認した上で、適切な施工を行い、永く住めるリフォームを実践して行きたいですよね。
現在リフォームをお考えで、解体の現場をご覧になりたい。と言う方がいらっしゃいましたら、ドクターリフォームサンセイまでお問い合わせ下さい。
■基礎工事
建物内部全体を解体し、問題がハッキリと見えて来ました。
全てを一挙に解決する事は出来ませんので、まずは基礎周りから。
ひび割れしていた所の補強をし、同時に新規の壁が出来る箇所の下に基礎を作り。もちろん鉄筋もちゃんと組んだ、現代式の鉄筋コンクリート基礎です。
この時点で、多くのお客様から「安心して任せられるわ」と仰っていただけます。
工事は序盤。まだまだ続きますが、基礎がしっかりと決まれば、大工工事もスムーズに進みますので、気持ちの上では5合目に差し掛かった感じです。
■大工工事1
間取りの変更を伴う今回のようなリフォームでは、プランを作成する際に、お客様のご要望をお伺いし、それまでお住まいになっていた間取りの欠点を見つけ出し、それが解決出来る方法を考えていくわけですが、新築のようにプラン上住みやすそうならば、それでOK!というわけにも行かないのです。
ドクターリフォームサンセイでは、まず今の柱の位置を図面で確認(古い家で図面がない場合は、採寸し作成致しております)、大まかなプランを作り、お客様にご提案。
提案のプランや見積額にご納得を頂き、「企画契約」へとお進み頂いたお客様宅には、再度細かな現場調査を実施。天井に隠れた梁のつながりなども調査し、壁の位置や量が適切であるかを確認した上で、プランや見積りを細かく作成し再度ご提案。
面倒に感じるかもしれませんが、大切なお家にメスを入れるリフォーム工事は、工事前の診断が重要なのです。
■大工工事2
工事中の職人にとっても、お庭の花木は疲れを癒してくれる心地良い存在です。古民家リフォームをご依頼くださる方の多くが、農家または、以前農家だった方ですので、敷地の中に畑があったり、色々な植物や農産物を育てていらっしゃいます。
今日は、きゅうりが採れたよ。もうすぐなすの季節だね。
そんな会話をお客様から頂くことも、栃木で仕事をしている楽しみの一つです。
工事は、天井に無垢材を貼り、床の下地も完成。壁の断熱材や外壁の漆喰工事に進みます。
■仕上工事
完成までのカウントダウンが始まりました。
リフォーム前の外壁は漆喰が塗ってあり、とても重厚な感じではありましたが、真壁(柱や梁が露わになっているため木材の乾燥面では良いが、外部に用いる場合は、雨水が問題となり耐久性が低下する)造りだったので、断熱材も入っておらず寒さに耐えながらお住まいになっていました。
今回のリフォームでは、ごらんのように柱を隠す大壁としましたので、壁の中には断熱材もバッチリ充填。断熱サッシと併せ冬暖かく、夏涼しい家となること間違いなしです。
内部の工事もクロス工事や器具取り付けを残すのみ。仮住まいで不自由な生活をなさっているお客さまも、お引越しが待ち遠しいご様子です。
■After
完成後、数ヶ月が経った後にお邪魔させて頂くと、ご家族皆さんの笑顔がありました。家を大切に思う気持ちと、寒さなどの機能面に抱いていた不満とのギャップがリフォームで解決され、ご先祖様にもお子さん達にも喜ばれる「家族の家」に生まれ変わったと実感していただけた様子でした。
お客様アンケートより
Q:ドクターリフォームサンセイに頼もうと思ったきっかけは?
A:他社と比較して対応が良かったから。
Q:デザイン性は?(5段階評価)
A:☆☆☆☆☆
Q:工事について
A:☆☆☆☆☆
Q:スタッフのマナー
A:☆☆☆☆☆