日立AIC様の来客用玄関が完成しました。
壁に貼られた大谷石が柔らかな照明の光に
映し出されてとても落ち着きのある空間に仕上りました。
この様な工事に携われた事がとても嬉しく感じました。
工場なので一般の方がご覧になる事はなかなか
出来ないと思いますが、もし何か機会がありましたら
是非ご覧になって頂きたいです。
いよいよ大谷石を貼る作業です!!
乱張りと言う貼り方で
コーピン(表面が平ら)チェーン(縦筋になっている石)
割肌(石を割った様なゴツゴツした仕上げ)の
3種類の石を不規則に貼っていきます。
しかし不規則に貼っていきますが、職人さんの
センスが試される部分です。
バランスを考えながらの作業です。
仕上りはと言うと。
とても見事です。
ジョリパットとのマッチングもいい感じです。
玄関を入ってすぐには
大谷石を3段重ねての電話台も設置しました。
真ん中の段にはガラスブロックを入れて
いいアクセントになっています。
ジョリパットとは、上下の壁の仕上げ材の事です。
ジョリパットについてですが
色褪せしにくく、色合いや質感を長時間保持する高い耐久性をもつので、塗り替え回数が少なくてすみ、メンテナンスに費用がかからない経済的な素材といえる。防藻・防カビ性能が高く、キズがつきにくいのも特徴なのです。
今回の仕上げとしては
横こだち仕上げと言い、ほうきの様な物で
柄を付けていきローラーで抑えていきます。
和のテイストが感じられますね。
天井の方も白から
限りなく黒に近いグレーに塗り替えが
施されました。
落ち着いた雰囲気と引き締まった感じが
とても素敵だと思います。
玄関を入って正面と右側に大谷石を貼る為の
下地を作ります。
大谷石も全面に貼るのではなく
中央部分に貼りまして、上下の壁は
ジョリパット(塗り壁)で仕上げます。
下地材はスタッドと言われる軽量鉄骨材で組まれていきます。
ジョリパットについては後ほどご説明致します。
二宮町にある日立AIC 芳賀工場の正門を抜け
正面の建物が今回工事を行う第二建屋になります。
お客様をお迎えする玄関を地元・栃木の大谷石を使っての
リフォームです。