シリーズ建築について『暮らしが豊かになる間取り』

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シリーズ建築について『暮らしが豊かになる間取り』

現在お住まいの家や、中古物件を購入した方から、reform&renovationをご依頼いただく際、「使いづらい間取りを変えたい。」と、家全体の間取りに不満を訴えるケースは少なくない。
その際、よくお伝えする話があるので、今回はこちらのblogに記載しよう。

まず、家の間取りを決める際、起点(家に入り、室内を移動し始める点)が、どこなのかを明確にしたい。
「当然、玄関。」という場合が多いが、古民家などで敷地が広く、駐車場から玄関が遠い場合や、ハウスメーカーの基本プランを無理に敷地にはめ込まれ、玄関の位置が使いづらいなどは、勝手口や、リビングの掃き出し窓(人が出入りできる大型の窓)が玄関化しているケースもある。

では、それをどのように変えれば、住みよい間取りになるのだろう。
簡単にご自身の家の間取り描いてみよう。
起点(前述の家に入る点)を決め、ご自身が室内で過ごす際の動線(移動の軌跡を表した線)をペンで記入する。次に、家族それぞれの動線も同じく記入する。

どうだろう。無駄に線が長く伸びている『お疲れ無駄移動』や、いくつもの線が交差している『密エリア』はないだろうか。使いづらい原因は、まさにそこにある。

解決策を述べよう。

起点があるのだから、終点(プライベートルーム多くは寝室になる)がある。
その終点を、起点から遠くへ持っていき、皆の動線が重なる確率が高いパブリックスペース(リビングの場合がほとんど)を、始点近くに配置すれば、一気に問題が解決できないだろうか。これは、建築住居学で初歩に学ぶセオリーになるが、プロの建築士でも必ず検証している、間取りの考え方の基本だ。(もちろん、二世帯リノベや、規制が多い狭小地などで、セオリー通りにいかないイレギュラーなケースもある。)

スッキリ使いやすい間取りプランの家は、暮らしが豊かになる。間取りに不満がある方は、ぜひ一度プロの建築士に相談してみよう。

「間取りが決まった。」と思うと、「方位が・・・」と、易学的な話になる場合も、たまにある(最近は気にしない方が多いが)。その話は、専門外ではあるが、易者ではない建築士が考える方位については、また別のブログで書きたいと思う。

一級建築士 山口弘人

 節分恒例豆まき ドクターリフォーム創設者 山口慶之助氏と

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