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大きな家の中に小さな家

あたたかく、暮らしやすくなった 築70年の風情ある古民家

70年の古民家をリフォームしたH邸は、玄関を入ると、形の異なる梁が連なり、それにフィットした曲線の白壁が温もりを添えて迎えてくれる。各部屋の戸を開けるごとに、和と洋、昔と今が交差する素敵な空間が広がる。家宝とも言える立派な梁と柱は、母方のご先祖様の山から伐り出してきたもの。一つとして同じ形がなく、先代から受け継いだ100年ものの建具と共に今では手に入らない貴重なもので、キズさえも家族の歴史として息づいている。


ご夫妻は3人の子ども達に恵まれ、30年前に増築した2階で、二人三脚で夫婦や家族の絆を深めてきた。子ども達が独立したことを機に、老後の暮らしを考えて、生活の場を1階に移すことにした。


まずは、北向きの寒くて老朽化した浴室や脱衣所をリフォームしようとドクターリフォームサンセイに依頼。壁をはがしての作業に、今後、キッチンやトイレなど他の部分に手を入れるなら二度手間にならないように、今動けるうちに一気にやってしまおうと決断。奥様のイメージは、「大きな家の中に小さな家を作る」感覚。コンパクトで暮らしやすく、動線も老後を見据えたものに。いざ、取りかかると、天井から見事な梁が幾本も現れ、これを残したプランが提案された。ご主人には、家具の置き場など住まい方の明確なイメージがあり、途中アイデアがひらめくと、サンセイは試行錯誤して期待に応えた。「私の気持ち、思いが伝わったものができあがった。これも、住みながらのリフォームだったからこそ。職人さんとの交流も深まり、自分も参加できた」と大喜びの様子。もちろん、見た目だけではなく、見えない所の補強や耐震・断熱対策もばっちり!!


Hさんご夫婦とご家族。


後列左端は、ドクターリフォームサンセイ代表の一級建築士 山口弘人。


 


(文 トチペ編集長 菊池)