「二人の娘の成長に合わせたリフォーム」で、「二人をより一層成長させる我が家」になりました。
せっかくリフォームするのなら…と、一生でそう機会のない住まいのリフォームに対し夢が膨らむご家庭は多いと思いますが、実際に叶えることができたのはこの部分だけ、なんてこともよく耳にします。快適な住まいをつくるとひと言で言っても、そこに住む全員が心から満足するというのは、とても難しいことなのかも知れません。
そこで今回は、家族一人一人の夢を叶えた沼尾さんご一家のリフォームをご紹介します。
沼尾さんご家族のリフォームのきっかけは、お子さんの成長につれて家が手狭になってきたことから。五人で暮らすには床面積が小さいことを理由に新築も検討されたそうですが、ご主人のお父様が建てた家の思い出を残しつつ、限られた予算の中で理想の住まいを得るにはどうすればいいか、家族で話し合い、リフォームに決めました。
ドクターリフォームサンセイを選んだのは、東京電力主催の「オール電化住宅フェスタ」で、ドクターリフォームサンセイの山口慶之助会長と、俳優の渡辺篤史氏との対談を聞いたことから。リフォームに特化し、地元栃木にこだわった仕事に興味を持ち、相談を持ちかけたそうです。
「スタッフの方に初めて会った時から、とても親しみやすく話しがはずみました。私たちの希望や、生活スタイルを聞いた上で、プロの視点から具体的なアドバイスや事例を教えてくれたので、安心でした」と言います。
沼尾さんご家族のリフォームの秘訣は、不安や迷いがあったらとにかく担当者に相談したこと。漠然とした住まいの理想があっても、まだ見ぬ我が家を想像しながら生活をシュミレーションし、理想に近づいているかを判断するのですから、時には迷うこともあります。そんなときこそ、プロのスタッフと話し合うことで、解決策が見えてくることもあります。
こうしてできた沼尾邸。まずは、おばあちゃんの部屋をご紹介します。以前は西側で暗く寒い部屋だったそうですが、温かく日当たりの良い南側に移動しました。
「今は毎日友人が遊びに来てくれて、楽しい時間を過ごしています。部屋だけでなく、家中の段差がなくなり、安心して暮らせます」と、満面の笑み。健康のことも気遣って、床暖房も施してあります。
ご主人の夢は、家にホームシアターを作りたいというものでした。そこで、間仕切りのない大きなLDKのリビング部分に、なんと一〇〇インチの巨大スクリーンを設置。自動で収納ができ、使わないときは天井にすっきりと収まります。今回のリフォームのきっかけでもある二人のお嬢さんの希望で、それぞれの部屋を増築したため、今までより家族が一緒に過ごす時間が減るかも知れないという心配をよそに、毎晩ホームシアターの前で、にぎやかな時を楽しんでいるそうです。
そして奥様こだわりのキッチン。以前は廊下を隔てていましたが、今回のリフォームでみんなが過ごすリビングと同じ空間に設けました。こうすることで、食事も落ち着いてでき、後片づけの手間もぐっと減りました。
「このキッチンになってから、娘たちが進んでお手伝いをしてくれるようになったんです」と、ことのほかうれしそうな様子。
決して大きくはない住まいの中で、できるだけ広々と暮らすためには、物が居住スペースに溢れずきちんと整理できることが大切です。そのため、沼尾邸では、壁の中やカウンターテーブルの下など、見えないところも収納にして、無駄のないように工夫しています。
ご夫婦もおばあちゃんも、自分のこだわりの場所を作ったことで、家族みんながいきいきと過ごせる家を実現させた沼尾さんご一家。そんな家族の姿は、二人のお嬢さんにとって刺激になったのではないでしょうか。今回のリフォームは、「子どもの成長に合わせた家」という課題から始まりましたが、リフォームによる生活の変化が、お手伝いを始めるなど、子どもの成長を促したようでもあります。
新しい我が家で迎える初めての春。沼尾さんご家族に、『喜び』という新芽がみつかる季節になることを、心から願っています。