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若者の住まう街づくりへのチャレンジ!!

中古物件だからこそできた、若者も住みたくなるお洒落な家に変身♪

 宇都宮市の中心市街地にほど近い、ローカル線が走る閑静な住宅街には、今空き家が増え、高齢化が進んでいる。30坪の土地いっぱいに建つこの物件も、かつては街の床屋さんとして繁盛していた、木造2階建ての築50年の空き家。


生まれ育った地で不動産業を営む石塚雅一さんは、かねてから「不動産業は、街をつくるお手伝いをする仕事」と考えていて、この物件が持ち込まれた時、街づくりへのチャレンジを思いつく。それは、空き家にひと手間をかけ、都会的な家に仕上げることで、若者世代を高齢化過疎化が進む市街地に呼び寄せようという戦略。市街地での新築はコストが高いので、安価に入手できることもアピールポイント。ヒントは、東京の下町を散歩していた時に見かけた、リノベーションしたお洒落な家々。


そこで相談したのが、高校時代の同級生でもあるTVチャンピオンのドクターリフォームサンセイの山口弘人社長。意気投合した二人は、不動産会社とリフォーム会社が初コラボして、中古住宅を全面リノベーションしたモデルルーム「ヴィンテージクラハコ」を完成させた。もちろん、基礎や壁の耐震補強もばっちり。


店舗と居住部分の仕切りを取り外し、天井板も取り除いたことで、広々としたすっきり空間が出現。隠れていた梁や残した柱、吹き抜けや畳の小上がりなど、個性的でお洒落。水回りもシンプルで快適に。


2階は和室2間を洋間のワンルームにし、吹き抜けと天井の梁が◎ 


都会的でレトロ、無機質なメタルと温もりのある木の味わい、異質なものが共生する、なんとも不思議な魅力にあふれた、個性的でシンプルな住空間が現れた。これらは、中古物件だからこそできたこと。