楽しい、嬉しいの連続だったというリフォームで、完成の歓びも倍増
今回おじゃましたのは石橋町の松永晴夫さんと順子さんご夫妻。二人だけで迎える第二の人生を、より充実したものにするためにリフォームを決心されました。
いちばんの目的は、ご夫婦が今まで以上にコミュニケーションを取りやすく、生活しやすい空間を作ること。そしてバリアフリーを取り入れることは、年をとって体の自由がきかなくなっても、安全に暮らせるようにという配慮からです。ヒアリングを行なった設計担当者は、次のような提案をしました。
施工前、ダイニングキッチンは独立していました。以前は食事もここでしていましたが、最近では和室の居間に座って食事をすることが増えてきました。しかし奥さまにとっては、できあがった料理をいちいち運ぶのは大変。そこでダイニングキッチン隣の和室(扉で行き来し、もとは寝室として使用)の壁を取り、ひと間のリビングダイニングとしました。そしてリビングとダイニングの間は、カウンター式の対面キッチンにしました。
これによって、調理しながらテレビを見たり、二人で会話も楽しめます。できた料理をすぐテーブルに並べることもでき、動線が短くなって、家事がたいへん楽になったと喜ぶ奥さまです。さらに、庭に面した広縁とリビングルームの壁をなくしたことによって、バリアフリーを意識したスムーズな生活動線を確保することができたのです。
庭に面した二つの和室のうち、リビングとかつての居間にはさまれた、床の間のある八畳間はほとんど通路のようになっていました。担当者は、老後の生活にとってこの部屋が家の要になるように設計しました。もし万が一、将来介護が必要になった時、家の中央に位置し、浴室やトイレからも近いこの部屋ならば、介護する側にとってもされる側にとっても合理的です。また庭が一面に見渡せるので、精神的にも落ちつくのではないだろうかと思ったのです。
実際にリフォームを経験された松永順子さんにお話をうかがってみました。
「友人に紹介されて、ドクターリフォームサンセイの現場見学ツアーに参加したことがリフォームのきっかけです。ツアーに参加してすぐに、ここでリフォームしようと決めました。他は一切見ていませんが、今は本当に頼んで良かったと感じています。
こちらの話を事細かに聞いてくれ、実際に生活していく中で起こりうる不都合を、極力取り除くアイディアには感心するばかり。こうしたらこうなるのでは…という、私たちでは思い及ばないようなことまで先読みをして、配慮をしていただいたのです。
生活しながらの施工でしたので、少々の我慢は当然と思っていましたが、ここでも驚くほど細かい気配りで、我慢することなんて何もなかったのです。浴室の工事中、洗濯はコインランドリーでと考えていましたが、実際洗濯機が使えなかったのは一日だけでした。 家族用の簡易トイレは、工事の皆さんと別に設置してくださったり、夕方引き上げるときはチリひとつないくらいにきれいに掃除がしてある。挨拶もすばらしい。協力業社さんに対する、ドクターリフォームサンセイさんの指導が徹底しているんでしょうね。本当に気持ちが良かった。
リフォームって、施工中の不満や我慢を、完成した新しい家が喜びに変えてくれるものだと思っていました。でも今回、嬉しい、楽しいの積み重ねの上に新しい生活を始めることができて、完成の喜びも倍になったような気がするんです」。
生活を快適にするためのリフォームが、意外なドラマを生んだようです。ご主人の晴夫さんも、奥さまが喜んでいるのを見て嬉しそう。見るからに仲睦まじい、うらやましいお二人です。
ご旅行が趣味で、二、三ヶ月に一度はお二人で国内外を旅するそうですが、トイレにしつらえられた小さな棚は、ご主人の趣味である各地の写真が飾られたギャラリーです。
お酒の好きなお二人のためにドクターリフォームサンセイが用意したのは、キッチンカウンターの上のオレンジ色のダウンライト。
煌めく灯りのもと、おいしいお酒と手料理で、幸せなドラマの続きを描いていただきたいものです。