先代が東京から疎開して、この自然豊かな地に根をおろし、家族7人で幸せに暮らしてきた。やがて代替わりし、若夫婦が敷地内の離れに住み、さらに賑やかになった。
母屋は、部屋数は多い反面、それぞれが狭くて暗く、物置になっている部屋もあった。冬の寒さも年々身にこたえ、老朽化した箇所も気になる。そこで、これからのことを考え、元気な今のうちに先を見越した住まいづくりを決心。
息子たちに母屋をゆずり自分たちが離れに住まうのか、二世帯住宅を新築するのか、これからの暮らし方を家族みんなであれこれと思案。ドクターリフォームサンセイも、いろいろなプランを提案。思い入れのある母屋を壊すのはもったいないし、介護が必要になった時のことなど先々を見越して、母屋を可変可能な間取りを取り入れてリフォームすることに。
間取りだけではなく、雨漏れで老朽した柱を取り替えたり、震災のゆがみを直したり、目に見えない土台の部分もしっかりと補修。工事中、離れで一緒に住んだことで、若夫婦やお孫さんとの楽しい時間も持て、絆もさらに深まった様子。「やったかいがあった。十分!!」という佐藤さんと、「ホッとした。これからの生活を楽しみたい」と嬉しそうな奥様。「これも先祖さまのおかげ」と、人の縁に感謝する姿がステキだった。
明るく仲良し家族の佐藤様ご夫妻とお孫さんたち。右端は、ドクターリフォームサンセイ代表の一級建築士 山口弘人。