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家族の決断は歴史を繋ぐこと

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~家という家系譜~

ぶどうの里として有名な田園風景が美しい大平町。町の史跡、榎本城跡のすぐ先に、今回ご紹介する田中治さんご一家のお宅があります。威風堂々たるその住まいは、なんと築約二百年を誇る古民家。奥様の富子さんのおじいさんですら、いつごろ建てられたのか正確には分からなかったというほどです。


 これまでにも幾度か部分的にリフォームをしてきてはいましたが、現在、やがて時を経て8人となった大家族は、住まいをより快適にしたいと強く思うようになっていきました。三姉妹のお孫さんの勉強部屋をつくること、かねてから感じていた暗さや寒さ、風通しの改善、スペースの有効活用、将来をみすえたバリアフリー…などなど。


 当初はリフォームだけでなく新築も含めて検討していましたが、ご一家の出した結論は全面リフォームで一致。旦那様である治さんは、「やはり築約二百年もの家ですから、簡単に壊すのではなく先祖代々の思いと歴史を大切にしていきたい思いました。」と話します。会社選びにあたっては、お隣さんが紹介してくれたことと、プランにも納得できたことで、ドクターリフォーム・サンセイに依頼することにしました。


 プランニングを進めている途中、ご夫婦はドクターリフォーム・サンセイが手がけた古民家リフォームのお宅を二軒見学しています。古民家は一般の住宅とは勝手が異なるため、「はじめは不安もありましたが、実際に完成したお宅を見て、仕事振り、そして仕上がりの素晴らしさに感心し、安心してお任せしました。」


 やがて工事がはじまります。解体工事が進み家は柱と骨組みだけともいえる姿となりました。その後の基礎工事は、目には見えませんが何より重要な部分であり、手間と時間がかかります。それがご夫婦にとっては進みが遅いように感じられ、ブルーシートに覆われたがらんどうの家を長い間見続けるうちに、だんだんと不安が大きくなっていきました。知り合いからの、「いっそ新築した方が良かったんじゃないの?」という声も聞こえはじめ、心中穏やかでない年越しとなったのです。


 しかし、新年を迎え大工さんの仕事が始まるようになると、徐々に我が家が出来上がっていく様子も見て取れ、次第に楽しみとなってきました。大工の親方が、まさに仕事が楽しくて仕方ないといった様子で毎日元気に家づくりに励んでくれたことも、ご夫婦には嬉しいことでした。親方としても古民家のリフォームに携われることはそうあることではなく、ご家族を喜ばせようと毎日工夫を凝らしていたのです。


 こうして完成したリフォーム。重厚な雰囲気を醸し出しつつも家族の暖かみが感じられる家が誕生しました。今回の設計の大きなポイントはLDK。スペースの有効活用のために応接間を解体、南側の部屋に広いLDKを創出しました。家族の団欒はもちろん、親戚や地域の方々も集える空間に仕上がり、ご家族が何より気に入っている大好きな場所となりました。かつてのダイニングキッチンは九畳の念願だった子ども部屋となり、仲良し姉妹の成長の場へ。今回のリフォームでは床、壁、天井の断熱化も、大切な要素でした。断熱性能を高めるため、高品質の素材を用いています。リモコンで開閉可能な天窓を設置し、通風や採光にも工夫をこらし、ご一家の要望を実現しました。


 広くなったリビングでは、きょうも元気にお孫さんたちが走り回っています。「古いものと新しいものが見事に共存しているところが素晴らしいですね」と、話すご夫婦からは、「リフォームをしてよかった。」という満足感があふれています。世代を超えて脈々と受け継がれる家族と住まい。ここ田中家では、これから先も笑顔の歴史が刻まれ続けていくことでしょう。