子どもたちの成長に合わせてリフォームを決意。一転、学校の友だちが多く集う住まいに。
なぜ、リフォームをするか。その理由はいくつかに集約されますが、家族構成の変化によるリフォームもかなり多いようです。
子どもが大きくなり、独立していく。家に残った子が結婚し、子どもが生まれる。やがて、その子たちが成長する。そのような家族構成の変化に対し、リフォームは効果的であると認識されつつあるようです。
上三川町にお住まいの古川さんご一家も、二人のお子さんが大きくなった(小学五年生と一年生)ことがリフォームのきっかけでした。
昭和四十八年に建てられた現在の家は、築三十二年。二階の四部屋はすべて和室でした。ひと部屋はリビング、もうひと部屋を寝室として使用し、残る二部屋は空き室状態。毅流君が小学校に入学するのを機に、二階を増築し、二つの子ども部屋を造ることにしました。
まず、施工業者を探すことから始まりました。リフォームは、いわば「創作」。仕入れた商品を陳列して売るというものではありません。言うまでもないことですが、業者によって仕上がりは天と地ほどの違いになることもしばしばです。
春夫さんは手始めにインターネットでリフォーム業者を検索しました。そこで辿り着いたのが、ドクター・リフォーム。運良く、宇都宮市にあるとちぎ福祉プラザで「リフォーム展」があることを知り、さっそく会場へ足を運びました。昨年の夏のことでした。
「会場でパネルを見た時、正直なところ、リフォームでこんなに変わるものかと驚きました。他の業者も候補にあげていましたが、多くの実績を目の当たりにしてドクター・リフォームさんに即決しました」
春夫さんは当時の経緯をそう語ってくれました。
子どもの夏休みが終わってから工事を始め、年内に終了させたい、それが春夫さんご夫婦の希望でした。新しく変わった家で新年を迎えたいと思ったのです。
さて、二階部分の増築はなんらの問題もなく実現できました。はじめからこのような外観だと言われてもまったく疑問には思わないでしょう。広くなったスペースを効率的に利用し、二つの子ども部屋が完成しました。併せて、給配水工事を施して二階にもトイレと洗面台も設置。リビングも装いを新たにしました。
新しく自分たち専用の部屋ができたことによって、お子さんたちはどう変わったでしょうか。
「それまで学校の友達を家に連れてくることはあまりなかったのに、自分の部屋ができてからは頻繁に連れてくるようになりましたね」
奥様の明美さんは笑顔でそう語ります。
二つの子ども部屋は互いに行き来もできる作りとなっています。姉弟の声が互いに聞こえる生活を、という考えからです。
また、二階にはユニークな部屋があります。名づけて「夜勤部屋」。三畳ほどの小さなスペースですが、春夫さんの配慮が形となって現れたかのような部屋です。
というのも、春夫さんは近くの日産自動車にお勤めで、夜勤もあります。家族が寝静まった頃、帰宅することもしばしば。そういう時でも家族の安眠の邪魔にならないよう、そっと「夜勤部屋」に入り、ひとり静かに眠りに入ります。
ドクター・リフォームの仕事ぶりについて訊いてみました。
「以前、頼んだ業者はゴミを散らかしっぱなしにしていましたが、毎日工事の後はきれいに片づけられ、とても配慮が行き届いていると思いました。義父母も誉めていましたよ」
と明美さん。
身だしなみがその人の「人となり」を表すように、工事の仕方にもさまざまなタイプがあるようです。