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アイディアいっぱい終の棲家

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キーワードは木の温もりと計画的な設備投資

今回おじゃました宇都宮市の内田邸。玄関から室内に入ると、まずは大きな書棚が迎えてくれます。ご夫婦の愛読書が並べられ、傍らのパソコン用デスクはご主人の趣味のスペースでもあります。訪れた人はご夫婦の人柄を垣間見ることができるでしょう。



 室内は天然木がふんだんに使用され、清々しさにあふれています。ご主人の内田眞次さんは、長年森林管理官として林業に携わり、現在は樹木医の資格も取得しています。木の温もりに包まれて暮らしたいというたっての希望は、今回のリフォームでどのように実現されたのでしょうか。



 数年前から、築二十年の家をどうするかという話は出ていました。給湯器など大型耐久機材の交換期を迎えたことや雨漏りなどいくつかの問題が表面化し、三年後にはご主人も定年退職を迎えることから、経済的なことも考え合わせると自然に、今やるしかないという結論に達したのです。



 はじめは新築の方向で考えていましたが、インターネットで情報を収集したり、福祉プラザ内のモデルルームにまめに足を運ぶうち、気持ちはリフォームに傾いていきました。最終的には、痛んでいない家の基礎や骨組みはそのまま利用し、内装にお金をかけた方が良いということになったのです。リフォームに関する本をたくさん読んで研究した奥さまの和子さんは、設計・施工をドクターリフォーム・サンセイに任せると決めていました。和子さんには、新しい家に施すさまざまなアイディアがありました。施工例集の豊富な事例を見て、この会社なら、そのアイディアを具体的な形にしてくれるだろうと期待したのです。



 新しいリビングダイニングは、とてもユニークです。リビングの半分ほどがフローリングの床、そして半分が和室となっています。その畳の部分は、床から38cmほど高くなっており、上がり口の一部分が正方形にくり抜かれています。そこに、大きなテーブルの半分が、すっぽりと収まるように工夫されています。ご主人は畳に座って食事をしたい、奥さまは椅子で、という内田家の生活スタイルに合わせたユニークなアイディアです。さらに、高くなった畳の下の空間には大きな引き出しをつけて、たっぷり収納スペースを設けました。これが奥さまには大好評。



 それにしても、奥さまのさまざまなアイディアには感心します。家作りについては奥さまにすべておまかせという、ご主人の言葉にもうなずけます。専業主婦の経験が、合理的で計画的なリフォームを生みだしたわけです。



 たとえば暖房機器。お二人とも寒がりなため、効率よく経済的な暖房はなにかと調べた結果、ドイツ製の蓄熱暖房器を設置することにしました。これは深夜電力で夜間に機器内の石を温め、朝になると放熱させるしくみです。部屋全体がじっくりと温まり、熱が逃げにくいのが特徴です。設置費用は若干高めでしたが、将来的なことを考えると今、設備投資をしておくべきだと踏み切りました。



 こういった計画性は、間取りにも生かされています。現在は二階を寝室にしていますが、リビングの奥の洋室は、将来身体の自由が利かなくなったときの寝室用に準備したもの。バリアフリーで、もし車椅子の生活になってもスムーズに移動でき、風通しがよく、庭の木々の眺めに癒される空間でもあります。



 二階は、二つの洋室の間にあった和室をなくし、洗濯物も干せるフリースペースと納戸、隣の寝室を広げ、クローゼットを作りました。 もう一つのこの家の特徴は、天然木がふんだんに使われていること。ご主人の仕事柄入手しやすい木材を提供していただき、テーブルや棚、キッチンやトイレのカウンターの天板へと生まれ変わらせたのです。



 壁の腰板にも天然の木材が張り巡らされて、落ち着きのある雰囲気をかもしだしています。じつはこれ、リフォーム工事中の職人さんに教えてもらいながら、一部はご主人自らが張ったもの。それゆえ出来上がりには格別の思いがこもっているようです。



 外壁の塗装も含めて全面リフォームを行なった内田さんは、希望が叶ったと満足なご様子。住み続けていくうち、ますますの良さを実感していただけることを願ってやみません。