瓦屋根は残したまま快適空間を
リフォームコンセプト「ひとつ瓦屋根の下で」
◇Before◇
33年前に水戸から宇都宮に引っ越して来て、翌年今の家を新築。和風の平屋は趣があって落ち着いた雰囲気を醸し、重厚感あふれる瓦屋根はご主人のお気に入り。一男二女を育て、今は家族でケアセンターを営み、地域に貢献している。
ところが、仕事が忙しくて家にはほとんど寝に帰るような毎日。歳を重ねるうちに段差が気になってきたのと、家の老朽化もあって、家の中をすっきりさせたいという奥様の希望でリフォームすることに。
ドクターリフォームサンセイの『息吹の家』を訪れ、ちょっとしたアイディアや細かい部分のヒントをたくさんもらったという。そして、仕事から得たノーマライゼーションの考え方がたっぷり活かされている。
◇After◇
庭に面した南側の和室2間と中廊下を快適なLDKに。寝室とご夫婦のプライベート空間を台所のあった東側にもっていき、やがては息子さんご夫婦との同居も考えた間取りにしてある。お風呂場と洗面所には2カ所の鍵付き出入り口を設けるなど、二世帯で共有することを見越した工夫がされている。ご主人が大切にしている瓦屋根や和風の落ち着いた雰囲気はそのまま残し、床の間や欄間、雪見障子など思い出の建材もしっかり活かして、快適な空間と生活を手に入れた。近所からも賞賛されているとか。