VOICEお客様の声

あるがままに生活を愉しむ

しなやかな暮らしへの第一歩を踏み出そう!

静かな住宅街に佇む小さなカフェ“うるら”(ラテン語・ふくろう)と多目的ホール“Varietas delectat”(ラ語・ウァリエタース・デーレクタト・いろいろあるから面白い)は、24時間介護の生活を、あるがままに愉しんでいる一人の女性の夢のカタチである。


住まいをバリアフリーにしたくて、かねてから知り合いのドクターリフォームサンセイに 相談したことから、全ては始まる。悪天候でも玄関から車までスムーズな移動ができるようなカーポート作りを中心に打合せをする中で、「色々な思いから自宅カフェを開きたい」との一言で、悩みの解消と一緒に夢を実現させることに。「打合せの度にわくわくしました」と振り返る。


母屋の一角にプライベート空間と間仕切りしたカフェを作り、庭だったところにホールを増築。ストレッチャーや車椅子ユーザーも利用できるように、カウンターの高さやトイレの使い勝手、多目的に活用できるスペースやコンセントの形状など、細部にまでこだわった徹底的なバリアフリー空間。「病気や障がい、人工呼吸器や医療的ケアがあっても、のんびりゆったりとしたひと時を過ごしてほしい。外へ出たいけれど勇気が出なかった方にも、安心して一歩を踏み出すきっかけの場所になれば」と想いを語る。


カフェが失敗したら…という不安も、ご主人の「失敗したら家のダイニングにすればいいじゃない」のひと言で、家族とともに、何より自分達にとって居心地の良い空間づくりを目指したそうだ。


 


(写真:完成記念に、“100万人のクラシックライブ”で約40人をおもてなし。気軽に普段着でクラシックに親しむことができ、みんなにとってもメモリアルな一日となった。ドクターリフォームサンセイ代表の一級建築士 山口弘人は中央の青スーツ。)


 


(文:トチペ編集長 菊池)