些細なことでもないがしろにしない意識の高さが、ドクターリフォームサンセイのモットーです。
久々の晴れ間となった日曜日、大田原市内の森嶋邸を訪れました。専業農家を営む森嶋さん宅は、キミおばあちゃんから曾孫にあたる二才の妃杏ちゃんまで四世代、総勢八人の大家族です。
代々の農家らしく、敷地も家も広い、うらやましいお住まいです。そしてリフォームにいたる経緯はと言えば、世帯主である森嶋和久さんご夫婦の息子の昌和さんが、奥様と三人のお子様たちを連れて家に戻ってきたことから始まりました。
具体的にどこをどうしようという計画があったわけではありませんでしたが、リフォームの場合、銀行にお金を借りるとしたら建築の見積もりが先なのか借りられる限度額を調べることが先なのかといった、ごく基本的な知識もなかった昌和さんご夫婦は、少し勉強しておこうかという程度の軽い気持ちでドクターリフォームサンセイの「無料相談会」に行ってみたのです。
相談をしているうちに、だんだんリフォームに興味がわいていきました。そして会話の中からご家族の希望をくみ取った設計担当者がプランを提案してきた頃には、すっかり気持ちは固まっていました。できあがったプランをもとにご夫婦やさらにご両親の意向をくみ、都合三度の作り直しを経て工事はスタート。
これまでの家は部分ごとに増築や改築を行なっていましたので、今回のリフォームでは古い部分だけを直しました。まず、玄関の土間からすぐ茶の間になり、ここを通って奥のダイニングキッチンへ行くようになっていましたが、茶の間をなくして玄関ホールを設け、残ったスペースは四年生の次男、侑祐君の部屋に、その奥にあった洋室は、今春高校を卒業して社会人となった長男の翔太君の部屋にリフォーム。二つの部屋の間には小さな廊下を設け、部屋を通らずにダイニングキッチンへ行くことができます。
玄関ホールには見違えるほど上品な雰囲気が生まれました。上がり框は従来の高さのままですが、一段低いところに段を作ったので、キミおばあちゃんも上がり下りがずいぶんと楽そうだということです。はじめはリフォームに反対だった昌和さんの母、八代江さんも、今では一番喜んでいるそうです。
二階は昌和さんご家族の居室。昌和さんご夫婦の一番の希望は、二階の左右の部屋をつなげて、広いリビングダイニングキッチンにすることだったのです。けれども二つの部屋の中央に階段が位置しており、床を作ることができません。さまざまな方向から実現の可能性を探りましたが、結局、構造上不可能という結論に達したのでした。
その代案が、二つの部屋の壁をくり抜いてガラスを入れることだったのです。これなら、キッチンからもリビングルームからも双方の部屋が広々と見渡せます。そしてデザイン的にも個性的でとてもオシャレ。奥様の美紀さんもすっかり気に入ってしまいました。ドクターリフォームサンセイのアイディアの引き出しの多さは、マイナスをプラスに変えてしまう発想の転換ともなったようです。
最後に、昌和さんに今回のリフォームについての感想をうかがってみました。 「びっくりしたのは、一つひとつの仕事に対する完成度です。実はわたしも建設会社に勤めておりまして、その道のプロなんです。そのわたしでも見過ごしてしまうくらいの小さなことまで見つけて、完璧に仕上げようとする意識の高さに感心しました。特に現場監督さんとは、今後も仕事を離れて細く永くお付き合いしたいと思っているんですよ」。
その仕事ぶりについては百点満点、というありがたい評価をいただきました。奥様の美紀さんは、核家族としての生活が長かったため、同居に少し不安を感じていたそうです。今では広い庭を子どもたちが楽しそうに駆け回り、家には笑い声が絶えません。家族全員で食事をする機会が増えてきました。妃杏ちゃんも片言で「ひいばあちゃん、うたって」とキミおばあちゃんにまとわりついています。 本当に幸せそうな森嶋さんご一家です。