パリ旅行記
1. 未知への挑戦が始まる:シャルル・ド・ゴール空港に到着
「Outputだけでは枯れてしまう」との想いから始まったInputtravel。その記念すべき第一歩は、2004年のフランス・パリでした。「考えるより行動!」その言葉通り、まずはシャルル・ド・ゴール空港に降り立った瞬間から、私の心は未知への期待で満ち溢れていました。
2. 「ナイナイ尽くし」が教えてくれた自分の限界
パリは、それまで訪れたどの都市とも異なり、人生観を変えるほどの刺激を与えてくれる場所でした。当時の私は、旅慣れしておらず、空港からホテルまでの移動ですら緊張の連続でした。誰も知り合いがいない、言葉も通じない、何もできない——そんな「ナイナイ尽くし」の環境に身を置いたとき、初めて自分の限界を知りました。それは、「できると思っていたけれど、まだまだ知らないことがある」という気づき。外の世界に目を向ける大切さを、身をもって学んだ瞬間でした。この体験は、今でも私の人生の糧として息づいています。
3. ル・コルビジェの世界に触れる:サヴォア邸訪問
旅の最初の目的地は、RER郊外鉄道に乗って向かったポワシーの地。そこに佇む、建築家ル・コルビジェの傑作『サヴォア邸』を訪れました。空中庭園からの眺めや、幾何学的で調和のとれた外観。その美しさに息を飲み、「有名建築家」と称される理由を垣間見た気がしました。
「誰もやっていないことを最初に行う」または「自分がやりたいことをやる」。そしてこの両方が重なったときにほとんどの場合注目される。
4. カルト・オランジュで巡るパリ:地下鉄が教えてくれたこと
パリ市内の移動には、カルト・オランジュ(一週間乗車券)を駆使し、地下鉄を乗り継ぎました。東京の地下鉄で自然に行っていた行動が、ここでは貴重なスキルになることに気づいた瞬間でもあります。郊外の16区では、エクトル・ギマールのアール・ヌーヴォー様式の建築群に魅了され、夕刻にはバスティーユ地区で現代パリの息吹を感じました。新オペラ座のモダンなフォルムは、まさに進化する都市の象徴でした。
5. ルーヴル美術館で出会う静かな情熱
世界に名だたるルーヴル美術館では、壮大な歴史と人々の息遣いが交差する場面に心を奪われました。絵画の前で白髪の老人がイーゼルを立て、丹念に模写を続けている姿。その背中には「好きなことに向き合う純粋な情熱」がありました。その光景は、努力を超えた愛情の深さを教えてくれました。
また、タイミングよく訪れた国際家具見本市「ムーブル・パリ」では、当時の日本では見られないデザインの展示空間を目の当たりにし、ものづくりの概念を新たにしました。
7. クレイジーホースで見た「光と身体の芸術」
そして、キャバレー「クレイジーホース」では先輩の一言に背中を押され、勇気を出してその扉を開きました。光がシルクのスクリーンを通り、柔らかな女性の曲線に投影される瞬間。その美しさと洗練さは「芸術」としか言いようがなく、デザインが感性を揺さぶる力を知った瞬間でした。
8. モンマルトルの丘から見る「絵葉書のような街並み」
パリの旅で最も心に残る場所は、モンマルトルの丘でした。サクレ・クール寺院の石段から見渡す街並みは、まるで絵葉書のよう。ゴッホの視点で街を眺めた朝の散歩は、今でも鮮明に記憶に焼き付いています。
9. デザインが生活に溶け込むパリの魅力
この旅を通じて、デザインが人々の生活に溶け込む力、そして建築や街並みが人々に与える影響の大きさを肌で感じました。それは強烈な刺激とともに、穏やかな心地よさをもたらしてくれる芸術的な体験でした。
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