BEFORE&AFTERリフォームってどんな風に進めるの?このリフォームっておいくら…?
施工の様子とコスト

古民家をイングランドスタイルに 宇都宮市 1000万円~

■Before


ご結婚を期に、お祖父様、お父様と代々受け継がれて来ている、築100年以上の古民家を、モダンに使いやすく間取りも変更する大規模なリフォームのご相談にいらっしゃいました。


早速、現場調査に行ってみると。


おぉ 確かに歴史を感じる外観。「この家の事ならなんでも知っているよ」と我々に語りかけてきているようです。


今回、実際にリフォームを決意したのは、ここに住むお孫さん。
セキュリティーや設備などが、最新のマンションに住んでみたいご年齢だとは思いますが、家族の歴史を大切に、ここに住む事を決意された事に、我々も敬意を表し、ご期待以上のリフォームを完成させたいと思います。


リフォームコンセプト


「今までの良いトコロ これから良くして行くトコロ」


現在のお住まいは、先人が知恵を働かせた昔ながらの間取りです。
臨機応変に来客などに対応できる間取り、天井の高さが十分にゆとりある空間。日本古来の趣がある住宅です。


しかし、どんなに良い間取りや家でも、家族構成や住まい方の変化に伴い、手を加えることは決して悪いことではないと考えます。


なぜかというと、それが家の歴史につながるからです。


今回は家族構成の変化により、一部分をリフォームします。


笑顔で囲む食卓、くつろぎのリビング、落ち着く寝室、
ご家族それぞれが、日々の生活の中で小さな幸せを感じられるようなリフォーム。


残すところは残して、新しくするところは新しくする・・・
そんなメリハリをつけたリフォームは、昔からの良いところと、新しく変えてよかったところの、ヨイトコロ満載の家になります。

■解体工事


時間に追われ何かと忙しい現代に比べ、時がもっとゆっくりと流れていたように感じ、生活のペースや近所付き合いにも、穏やかさが豊かさがあったと言われていた、その昔。


職人の技にも、その面影が残ります。


先祖が大切にして来た家の、印象に残る部分を、リフォームの際に活かし生まれ変わらせるという事を、我々ドクターリフォームでは、スタッフが楽しみながら、日常的に行っております。


特に、古民家となると、その細工が細かいものや、「おぉ~!」と思うような上等な材料が「えっ!?」と言う様な部分に使われている。なんて事もよくあります。


捨ててしまえば、それまでの話し。
新築に依存し、建てては壊し、また建てて・・・そんな事を繰り返して来てしまった日本の住宅事情も見直され、必要な部分のみをリフォームする方も増えてきましたね。


ですが、ほとんどお客様の場合、エコとか、リサイクルとか、そんな言葉のためにリフォームを決断しているのではないのです。


感単に、壊していいものなのだろうか?と言う真剣な問いの答えを、家族で模索し、リフォームを選択しているのです。


きっと真剣に考えた結果は、地球の環境にも笑顔を与えて行くんですね!

■基礎工事


古民家と呼ばれる、100年超の日本家屋は、束石の上に柱がそのまま乗っている状態で、地面との結合力は弱く、その分屋根の重みによって建物を支えています。


基礎には、建物と地面とをアンカーボルト等で、「つなぐ」役目があります。
「ここまでやるリフォームの会社は少ない」とお客様からも支持を頂いております。見た目だけではなく、その機能性や耐久性もアップさせる事が、真のリフォームの価値につながると、我々は考えております。

大工工事


基礎をしっかりと補強し、どっしりと安定した床が完成。
古い柱の曲がりを修正しながら、間取りの変更に応じて、新しい壁を造って行きます。


床・壁・天井に断熱材を敷き詰め、断熱性の高いサッシに取替え、冬の寒さ対策もバッチリ!


3世帯が一つ屋根の下にお住まいで、今回のリフォーム範囲は、西側1/3のくらいのスペースです。


シャワーブースや、対面式キッチンも登場し、古民家の中にスタイリッシュな、若い者向けの空間が誕生します。

■大工工事2


間取りの変更に伴いサッシも新たに入れ替えました。
リフォーム部分は、外壁もリフォームし新築のような装い。
なかなか勇気のいる選択かもしれませんが、色の選択だけ間違わなければ、古民家に鉄板のサイディングが結構合ってくるんですよねぇ。
漆喰の壁に比べ、メンテナンスも楽という事もあり、このように外壁も一緒にリフォームする方も少なくありません。


選ぶ素材、そしてデザインのバランスも考え、栃木の古民家をリフォームで快適にし、後世に残していきましょう。  


歴史は宝なり。

■仕上工事


おばあちゃんの知恵、そんなことやあんなこと、今ではなかなか聞くことの出来ない色々な知識を、古民家に住み続けてきた先人より、伝授いただいております。休憩時に、お新香やお菓子をつまみながらの雑談が、現場を和ませ、職人をやる気にさせてくれます。東京の現場ではなかなか味わう事が出来ない、素朴な時間。栃木県っていいなぁと思うひと時でもあります。


玄関のサッシも取り付けられ、内部はクロス工事の下地処理を行いっています。

■After


解体工事からスタートしたリフォームも無事に終了し、築100年以上経った古民家が、ご覧のような姿に生まれ変わりました。


良いものを大切に残して行く事で、更なる価値が生まれ愛着が湧く。
そんな家に住まう事で、家族を大切に感じる心が育つ。


古民家に暮らしている人の多くが、寒さや暗さ、不便や不具合といったストレスを日々感じている事と思います。
ただ、それがイコール「古民家は現代の暮らしには馴染まない」との結論に直結しないという事だけは、ご理解頂きたいと思います。


適切な手を加えていけば、さらに趣を増し、暖かで使い勝手の良い、機能とデザインを兼備えた、「新民家」になる可能性があるのですから。


お客様アンケートより


Q:ドクターリフォームサンセイに頼もうと思ったきっかけは?
A:軽い気持ちでメールしたにも関わらず、すぐに連絡をいただき第一印象がとても良かったため。


Q:デザイン性は?(5段階評価)
A:☆☆☆☆☆


Q:工事について
A:☆☆☆☆☆


Q:スタッフのマナー
A:☆☆☆☆☆


Q:スタッフにひとこと
いろいろとわがままを聞いていただき、また快適なマイホームを作っていただき、大変感謝しています。私たちにとっては決して安い金額ではありませんでしたが、その一歩を踏み出せて本当に良かったです。またこの先、リフォームを考える機会がありましたら、相談させて下さい。祖父母も皆様の真面目な働きぶりに感心しておりました。ありがとうございました。