ドクターリフォームというブランド名が、自分たちでも「なんか古くさい」と思い始めて久しい。
若い世代のお客様から「リノベーションもできますか?」と聞かれたことも一度や二度ではない。
そろそろ違うネーミングで行こうかな・・・
そんなリフォーム&リノベーションというシゴトに長年携わり、最近ふっと思ったことがある。
リノベのカテゴリー3つくらいに絞れてきたな。
中古リノベ 持ち家リノベ そして、二世帯実家リノベ
中古リノベは、物件探し6:リノベ4という感じだろうか。
webで探し、気に入った物件を内見する所が、最重要ポイント。
ぜひリノベが分かる人と見てもらいたい。
自分が思い描く空間を一緒にイメージできる人物かどうかで、『予算感の把握』に大きな差が出るからだ。
持ち家リノベ。残すか壊すか。未だにこんな選択をしている方が少なくない。
ペアガラス等の断熱性がある程度担保された建物ならば、断然リノベを勧める。
そうでない場合は、「この家を遺したい」と思う気持ちの強さが重要となる。
二世帯実家リノベは、ここ数年で急激に増えている若者の選択と言える。
それは、金銭的メリットが大きいことも理由のひとつに挙げられる。
固定資産税・土地購入費用。この二つを引き合いに出せば、この傾向を容易に理解することができるだろう。
いずれにしても、『家』に人生を縛られるのではなく、『家』とともに、充実した未来を創作してもらいたいものだ。
私たちは、そんな人々の暮らしを、空間づくりというハード+人生設計というソフトの両面からお手伝いしたいと、心から思っている。
一級建築士 山口弘人