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2020.02.20連載記事⑤週末はカフェ巡りを楽しみながら情報収集 リフォーム&リノベーション

『お気に入りの空間デザインを実現するために』~中古リノベお勧めの間取りやデザイン、素材選び パート2~

前回は、リフォーム・リノベーションの際にお勧めしたい間取りプラン等についてお伝えしました。では、その次のステップとしてお伝えしたいポイントが、インテリアデザインと素材選びです。
『ビンテージ感を出す』
「ジブンの家でもゆっくり読書やコーヒータイムを楽しみたい」と、カフェ風インテリアを好む方も、女性を中心に多くいますね。そんなテイストを実現したければ、やはりこだわりたいのが床の素材。べニア板やビニール系のシートを張り合わせたフローリングも悪くはないのですが、せっかくですからここは思い切って無垢材を選びましょう。価格が高くなるケースが多いのですが、(一枚ずつ貼っていくので手間が多くなる)杉材など比較的安価な床材もありますので、ぜひ一度手に取ってその風合いを確かめてみてください。
そして、壁はクロスを避けて塗装や漆喰などの塗材をチョイスしましょう。全体的に使うことがコスト面等で難しければ、大きく目立つ一面だけでも使ってみることをお勧めします。
天井はビニールクロスを敢えて選びます。メンテナンスのことを考えると、掛けたコストほどメリットがないのが、その理由です。最後に最も重要だともいえる照明器具。ダイニングテーブルの上にくるペンダント照明は、絶対に譲らず、好きなデザインのものを。あとはなるべく天井に埋め込めるタイプの照明器具を選び、ディナーなどのシーンに合わせたライティングプランを設計してもらいましょう。予算に余裕があれば壁と天井の間に間接照明を入れると、ぐっと空間が引き締まります。

もともと古い家ですから、このビンテージ感がしっくりきます。ぜひチャレンジしてみて下さい。インテリアイメージについては、パソコンの画面や雑誌で選び、それを設計士・デザイナーに渡し、実際に完成したゲンバを確認し、好みに合った空間を自分たちの家にも取り入れることで、イメージとのギャップも少なくなります。一生に一度の大きなお買い物。休みの度に、カフェ巡りや住宅の完成見学会廻りを楽しみながら、情報収集をしてみましょう。 連載終わり

一級建築士・宅建士 山口弘人