今年の夏の計画停電(どうなるのでしょうか・・)や酷暑と呼ばれる近年の夏の日々。。。
エアコンの効いた部屋で暮らす生活に慣れてしまって、こうした時代の変化にカラダが付いていかないと楽しいハズの夏も辛いだけの季節となってしまいますよねww
以前から感じていた事なのですが昔ながらの日本建築には暮らしの工夫がたくさん詰め込まれていてそういった家にお住まいのお客様宅へリフォームで訪れる際、そういった工夫を発見するのがとても楽しみです。そうした中、これから暑い夏を迎える際のアイディアのひとつに「夏障子」というモノがあります。
(この陰影が夏の涼を感じさせませんか・・?)
主に葭(ヨシ)と呼ばれる素材を障子紙の代わりに入れた障子戸ですが、風を通し、外からの光を微妙に抑え体感的にも視覚的にも涼しさを感じさせる工夫を施したモノです。モダンな空間のインテリアにこうした日本の伝統的なデザインをアレンジして取り込むのも粋でオシャレ
ホームセンターやインテリアショップへ出掛けると今年の夏は「簾(すだれ)」や「葭簾(よしず)」が数多く売られていますので器用な方でしたら今お使いの障子戸に組み替える事も出来るような気がします。
(こんな感じ・・・)
最近の住宅は気密性を高くして室温の変化が外気温にあまり左右されにくく計画されていますし
私たちに寄せられる仕事のご要望でも、そういった断熱性能を高めたいと言われる事が当たり前です。
とはいえ情感に訴えるこうしたインテリアの工夫は暮らしに潤いを与えるモノ。
便利さだけに頼らない暮らし方が私たちのこれからの夏の課題とも言えるのではないでしょうか・・・
打ち水にRainbow
http://www.youtube.com/watch?v=7zoW5b11f4s&feature=related
栃木の夏は遠雷が欠かせませんね
:::::S.OHMIYA:::::