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2017.10.11はじめての一人旅

まだ学生だったころ
どうしても自分の目で実際にみてみたい!
その空間に身を置いてみたい!
と雑誌を見て強く思い、初めての1人旅を決行した場所があります。
そこは、今ではアートの島として有名になった香川県・直島(なおしま)。

まだその頃は今ほど見る場所もなく
ちょうど地中美術館が工事中でした。

1人まだ残暑厳しい中をレンタル自転車で探検したり
他に乗車するお客さんがいなく貸切状態となったバスで
運転手さんに観光案内をしてもらったのは島での懐かしい思い出です。

もちろん、美術館も想像以上に楽しく、
他のアート作品にもふれることができ
こんな仕事=建築の仕事をしていきたいと
強く一人心に誓った旅となりました。

余談ですがこの旅をきっかけに
一人旅や「おひとりさま」が好きになり
島の魅力にも取り付かれ今に至ります。

あれから地中美術館もオープンし、見所もたくさん増え
観光名所となった今、改めて訪れたいと思ってはいるものの
なかなか願いが叶わずにいます。

そんな直島のシンボルでもあり
若かった私を1人旅へと導いた直島ベネッセハウスを設計した
安藤忠雄の展覧会がいま開催されています。

今までも安藤忠雄の展覧会には足を運んだことがありますが
今回は「光の教会」が原寸で再現されているとのこと。
数ある作品の中でも実際に行ったことがある建物はとても少ないので、
都内という近場で実際に体験できるのはとても貴重なこと。

あの頃の自分を思い出しながら
この展覧会に行って今の自分はどのように思うのか、、、
そんなことを楽しみに行ってみようと思っています。

y.saito