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2020.05.23新しい生活様式➁店舗での外食

新たな日常がスタートして一週間。新型コロナウィルス感染症拡大の第二波を警戒しつつ、私たちの行動はどのように変化していくのであろう。今回は、カフェなどの店舗における新しい生活様式について考えてみたいと思います。

今回の感染で、最も早く最も大きな影響を受けた業種のひとつに、カフェ等の飲食業が挙げられる。新聞やテレビなどでも、毎日のように休業補償や家賃問題について取り上げられ、テイクアウト営業に切り替えて何とか売り上げを確保しているニュースを目にすると、「早く前のように家族や友達とお店を利用して、飲んだり食べたり外食を楽しみたい」と、外食願望が掻き立てられるのでないだろうか。

ここまで外食する機会が減ると、「そもそも外食は必要だったのか?」という疑問も湧いてくる。実際に私の周りにも「コロナが収束しても、以前のように外で飲んだり食べたりはしない。特に二次会は行かなくなる」と言っている友人は少なくない。私も半分は同感だ。そしてもう半分は「これまでのように外食するであろう」と外食継続派だ。きっと私の選択は、『コミュニケーションを伴う外食』を継続するようになると思う。なぜなら、人との交流が好きだからだ。
では、外食をする上で、どのようなお店を選ぶだろうか。まずは、知っているお店「なんか安心」。次に換気が良さそうなお店「なんか安全」。そして、行く人数を限定する。こんな基準になるだろうか。これで密閉・密集2つはクリア出来そうだ。ただし、換気については注意が必要になる。5月下旬から梅雨入り前まで辺りは、どこのお店もオープンエアの窓開け放し状態で営業するだろう。だが、梅雨入り後や真夏ともなれば、そうはいかない。
エアコンをフル稼働させ、窓はある程度締め切ることが予想される。

換気には大きく分けて3タイプあり、(図参照)窓を開ける原始的な換気から、電動で給気と排気の両方を行うパターンもある。大型ビルの中に入っているテナントは、給気排気ともに機械で行っている場合が多い。ビル全体的で換気をしているので、ある程度安心して良いと思う。個人の小さなお店は、自然換気型も多いと思うので、「店長!換気よろしく!」と直接伝えても良いと思う。あちらも感染者を出したくないのは同じなのだから。



私も、この換気に注意しながら、少人数での会食をそろそろ開始したいと思っております。
新たな日常、新しい生活様式をうまく取り入れ、自分たちの生活を豊かにしていきましょう。



次回は、新しい日常に向けて、この時期にスタートしているリフォーム&リノベーション情報をお伝えいたします。

一級建築士 山口弘人