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2019.10.15宇都宮市内の台風被害

 宇都宮市内を流れる一級河川『田川』が氾濫し、住宅や店舗、道路などに大きな被害をもたらしました。

連休中も、現在進行しているお客様宅の安全確認や、OBのお客様からの雨漏れの連絡などがあり、休み明けの今日も、その対応に追われております。


一度来たからと言って、次にまた来ないという保証はない自然災害。
では、私たちは何をすればよいのでしょう?建物保護、そして人名確保の観点から意見を述べさせていただきます。

❶まず、このような状態になる前にどうしたらよいか?
各行政が出しているハザードマップ各行政が出しているハザードマップ各行政が出しているハザードマップで、お住まいの地域が被害に会う可能性を調べましょう。



❷事前準備としてやっておくべきこと
風と雨が同時にやってくる台風ですので、戸締りが基本。
ガラスが割れる被害を防ぐために、植木鉢などを風で飛ばされない場所に移動しましょう。
ガラス面に養生テープを貼り飛散防止をしておくこともお勧めいたします。
*はがし忘れると跡が残るので、粘着力の弱い緑色など目立つ色がおすすめ。



❸台風がやってきたら
まずは身の安全を確保しましょう。命より大切なものはないと思いますので、避難所に行く等、行動は速やかに。
そして、家で過ごす場合は停電の可能性を考え、懐中電灯や飲み物、食べ物を確保しておくこと。屋根瓦が飛ぶことも考えられますので、絶対に外には出ないようにしましょう。
LEDのランタン


❹実際に被害に会ってしまったら
まずは、行政に連絡をし罹災証明書をもらいましょう。
工務店などに修理を依頼する際も、保険会社にご自宅の台風被害に対する補償内容を確認しておくことをお勧めします。
床下・床上浸水の場合、その後の湿気でカビが生えることを避けるため、雨がやんでいたら窓を開け風通しを良くしましょう。
被害にあった場合に

❺どのような工事が必要か?
まずは、床下の泥の撤去が必要です。そのために床板や畳をはがし、そちらは処分や乾燥を致します。
次に現状復旧工事となるわけですが、乾燥が不十分なまま畳などを敷いてしまうと、カビの原因になりますので、ご注意ください。


被害に会われた方に、心よりお祈り申し上げます。
一日も早い復旧を願っております。

一級建築士 山口弘人