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2021.02.18大規模リフォーム&リノベーション 家族間で話しておきたい3つのポイント

先日の地震、皆さん大丈夫でしたか?10年前の東日本大震災を彷彿させる大きな揺れに、私たちも当時のことを思い出しました。ドクターリフォームサンセイのある宇都宮市内も震度6を記録し、建物の損壊、大家石塀の倒壊、停電、水・ガソリン不足などなど、前日までの穏やかな生活とは一変し、『不安』を感じる生活が続きました。

そんな中、お客様から「リフォームしておいて良かった。」「リフォームした部屋は何ともなかったわよ。」とのお言葉を頂けたことが、その後の私たちの仕事に、大きな誇りと自信に繋がっていることも、今回改めて思い返しました。これからも、『用・強・美』のバランスを大切にし、お客様の家をお手伝いして行きたいと思います。



そんな2月半ば。日ごとに暖かくなり、梅の花も咲き始め、「そろそろ家のことを真剣に考えよう」と動き出す方が増えているようです。今日は、そんなリフォーム&リノベーションをお考えの方へ、『家族間で話しておきたい3つのポイント』を、お伝えしたいと思います。

Point 大規模なリフォーム&リノベーションをお考えの方へ
➀家族間で『家を遺す』を考える
➁そこにかける費用を決める
➂家族間の役割分担を話し合う

➀家族間で『家を遺す(のこす)』を考える
「あなたにとって、その家の存在とは何ですか?」

「自分が育ったジッカであり、今後の老後を安心して過ごしたい場所」
「子供たちと楽しく暮らしていきたい大切な場所」「嫁ぎ先」など、家族間でも立場が違えば、その家の存在は異なります。そして、その存在には、またそれぞれが思う『価値』があり、その価値も百人百様で異なります。

価値が高ければ、遺したいと思う気持ちは強くなり、逆に弱ければ低くなるのが、一般的な話です。大規模にしっかりとしたリフォーム&リノベーションを施せば、その寿命は40年50年と伸ばすことが出来ます。だからこそ、家族皆が遺したいとの思いを一つにすることが大切です。皆が「この家を遺(のこ)そう!」と意見を統一すれば、きっとその後のリフォームプランも楽しみながらまとまるはず。そんな良い雰囲気を最初に作っていくためにも、遺すことを話し合ってみて下さい。

➁『そこにかける費用を決める』
遺そう!となれば、次に考えることは、「じゃあ、いくらかけて遺すの?」と話がリフォームの費用に進んでくるかと思います。ここで対象になるのが、建て替えをした場合の費用。栃木県内で一般的な40坪程度の住宅建て替えを想定した場合、建築費用を2000万円前後に設定するケースが多いかと思います。そこに、既存建物の解体処分費や、仮住まい費用+引越し費用などだけでも、合計で約300万円程度必要となりますので、土地購入と庭の外構費用を加えると3000万円は、直ぐに超えてしまうかと思います。
これと比較した場合、リフォーム&リノベーションには費用面にも大きなメリットがあります。(ドクターリフォームサンセイで同規模の住まいを大規模リフォームした際、1000万円~2000万円でお手伝いするケースが多い)また、各種税金(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税など)の負担が少ないのも金銭的なメリットの一つです。
遺すために、いくらまで費用をかけるのか。家以外に必要となる家計とのバランスを検討し、いくらからいくらくらい。と、大まかなに費用を決めてみましょう。

➂『家族間の役割分担を話し合う』
費用も決まれば、あとは家族間の役割分担です。インテリアは奥さん。間取りはご主人。二世帯住宅であれば、お金担当にお父さんも加わってもらえれば、心強いですね。
あるお客様は、水回りは奥様、床材などの素材はご主人。と、細部にわたり担当制を設け、私たちスタッフと、各担当分野についてやりとりをしています。この担当制は、途中ケンカにもなりにくいので、おススメです。重要なのは途中じゃなくて、最初に決めることですね。

いかがだったでしょうか?こんなポイントを頭に描いてみると、必然的にその計画に現実味が増してくるのではないでしょうか。
ドクターリフォームサンセイでは、家族間の話し合いが上手くいかない。などの相談も含めて、お客様と一緒に、寄り添い楽しみながらプランを進めて行きますので、ご興味を持って頂けましたら、ぜひ一度、会社に遊びにいらして下さい。私たちスタッフは、日中ゲンバに出掛けていることが多いので、先に日時をお伝え頂けましたら助かります。

一級建築士 インテリアコーディネーター 山口弘人