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2013.06.08匠の技!

こて絵とは、左官が壁を塗るこてで絵を描いたもので、漆喰装飾の一技法。古くは高松塚古墳、法隆寺の金堂の壁画にあり歴史は古い。また天平年間の立体塑にも見られる。具体的には小さなこてを焼いて、それによって紙または板を焦がして描く。焼き絵、鉄筆ともいう。 木で心柱を作り、その外側に荒土や白土にすさ糊を混ぜた材料で作るのがこて絵の源流。 漆喰は、貝殻と木炭を重ねて焼いた灰で作る。
こて絵の起源は、紀元前2世紀、空間を壁などで仕切るようになると、壁を塗ることが「免許制」となり始まった。更に戦国時代の築城ブームで草庵茶室などをこて絵で飾った。 武家社会となり、武士が築城するようになると、免許制が改正され家の中にも壁を作るようになる。漆喰は江戸時代に防火対策として幕府が奨励した。塗り籠め造りの建物が庶民に評価された。 土の中に藁を入れるのは、燕の巣を見て、強度を保つため藁を入れるようになったとも言われているが定かではない。
~ウィキぺディアより~
私が初めて目にしたこて絵は銀山温泉でした。いえ、もっと前から見ていたかもしれませんが、無意識に見過ごしていたかも知れません。改めてこて絵の技法で作られた作品見た時、その匠の技の素晴らしさに、しばらくその場で立ち尽くし見入ってしまいました。
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話は変わりますが、現在進行している現場に行くと、有る事に気づきました。当初打合せしていた現場の仕上がりが違う事。
それはもともとあった玄関ポーチのアーチ型の下がり壁。その下端は曲面になっている為、タイル柄のサイディング外壁材が張れず塗装仕上げを予定していました。しかし現場に行くとタイル柄のサイディング材が張ってあるではありませんか!!
なぜ!?担当者に聞いたところ、「これサイディングじゃないんです」え!?何???実は左官屋さんがこて絵の技法を使って、タイル柄を作ったんですと。。そーです。担当者はこて絵のヒントを思いついたのです。
早速弊社の匠に相談したところ「まかせとけ!」勢いある返事を頂き、そして出来たものがこちら!
どーです!?うちの匠もなかなかやるでしょう~。
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実際の作業工程を見れなかった事は非常に残念ですが、良いモノを作り上げたいと言う熱い思いには脱帽しました!
弊社の設計施工一環体制へのコダワリは、こう言ったところに表れるのだと改めて実感しました。
そんなコダワリの完成現場見学会は6/29(土)30(日)に開催されます。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
http://www.dr-reform.com/information/%E6%96%B0%E7%AF%89%E5%AE%8C%E6%88%90%E8%A6%8B%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E9%96%8B%E5%82%AC%EF%BC%81/
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