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2021.03.10今週のご相談『中古リノベーション&空き物件リフォーム』

今週のご相談『中古リノベ工房と空き物件リフォーム』

さくらの開花情報がチラホラとニュースで取り上げられるようになり、なんだか気持ちも楽しくなってきた3月初旬。ドクターリフォームサンセイでは、今週もメールや電話で、住まいに関する様々なご相談を頂いております。そんな中から、2つのご相談事例と、その解決策(案)を、お伝えしたいと思います。

case➀
二世帯中古リノベーション+工房(宇都宮市内にお住いの、30代ご夫婦)

ご両親(奥様側)が建てた家が宇都宮市内にあるのだが、お父様がお亡くなりになり、一人で住むお母様との同居を検討中。プラスして、兼ねてからの夢だったパン工房を、自宅で開業したい。とのご要望。

ご実家が築浅で、そちらの2世帯リフォームも検討してみたが、パン工房が出来るエリアではないこと、コストがかかり過ぎることが判明し、別の土地に中古物件を購入し、そちらを自分たち好みのイエ+工房にしたい。と方向を転換することに。

このような場合、やはり重要になってくるのが、まず中古物件探し。そしてそこには、物件の価格と大きさ、店舗として必要な条件(駐車場や立地等)を加味する必要が出てきます。私は、こうお伝えしました。「無駄足になっても良いから、色々と物件を見てみましょう!そこから理想形がきっと見るかる。」と。

人生のうち、中古物件を購入する機会など、そう多くあるものではないと思います。SUUMOやホームズの情報では伝わらない、その物件特有の何かが、現地に行けばきっと見つかります。そして、その物件を買わなかったにせよ、いずれ出てくる、縁がある物件=『縁物件』への価値ある情報が掴めることに、間違いないのですから。どのような物件が見つかり、どのような完成形になるのか、とても楽しみなご相談です。


二世帯同居リノベーション事例

case➁
敷地内空き物件リフォーム(宇都宮市内にお住まいのご両親+娘さんがご来社)

ご両親が暮らす家の敷地内に、お爺様が建てた空き物件がある。思い出が残るそちらの建物が、快適になるのであれば、現在使用している建物は、娘さんに譲り、リフォームして住まいを敷地内で移動しようかと検討中。ご両親は、断熱や住宅設備機器等の機能を優先。娘さんは、将来自分が暮らすことも視野に入れ、デザイン性も重視した空間を造りたい。と、世代によって重点を置きたいポイントが異なるケースのご相談です。

資金を出すのはご両親の方なので、ご両親のみが納得すれば、直ぐに進む計画とも言えなくはないのでしょうが、提案型(お客様の相談を受け個別に最適プランを導くカタチ)のリフォーム&リノベーションを推している私たちとしては、やはり娘さんも含めた、もう少し先の将来が気になる所。

ドクターリフォームサンセイのホームページ相談フォームの中に、『ご予算』という欄がありますが、一番多いボリュームゾーンは、1000~1500万円の範囲です。今回のお客様も、このゾーンをお考えとのこと。ここまでの金額を家に投じるわけですから、少しでも永く、その効果を実感して頂きたい。そんな思いから、私たちはちょっとだけ奥に、家族関係などもお聞きするように致しております。

今回のご相談も、皆さんとお話を重ねて行けば、きっと最適なカタチが見つかるはず。そう思いながら、現地を見せて頂き、より詳しくお話をお伺いし、私たちらしい提案をしていきたいと思っております。


空き物件リフォーム事例

今週は、このような2つのご相談事例をご紹介させていただきました。
春になり、桜のつぼみと同様、家を快適にすることへの興味も膨らんで来る頃。
ぜひ一度、ドクターリフォームサンセイの建築士と、お話してみて下さい。きっと、新たな道が拓けてくることと思います。

ドクターリフォームサンセイ 一級建築士 山口弘人