5月初旬ですが、今週初めには気温が30度近くまで上がり、『夏』を感じる日もありました。薄着で寝てしまい風邪など引いていませんか？
今週は、ここ最近とてもお問い合わせが多い、ハウスメーカー住宅のキッチンリフォームについてお応えしたいと思います。

題して「ハウスメーカー住宅のキッチンリフォームに何かセイゲンありますか？」です。

その答えはシンプルに「NO！ありません！」です。

まずどこのハウスメーカー住宅であっても、そこに取り付けられたキッチンは、そのハウスメーカーとは別のシステムキッチンメーカーが製造したキッチンだということをご理解下さい。キッチンの右上辺りにTOTO・サンウェーブ・タカラスタンダード・クリナップ等のメーカー名が書かれたシールが貼られていませんか？それがあなたのオウチに取り付けられているシステムキッチンのメーカーです。セキスイハウス・ダイワハウス等の住宅ハウスメーカー名が書かれていることはないかと思います。ハウスメーカーとキッチンメーカーの組み合わせは自由に考えても良いと言えます。（制限があるメーカーも稀にある。）

次に気になるのが、同じキッチンメーカーを選んでリフォームした方が良いのか？という点です。こちらも全く関連性がありませんので、各メーカーショールームを巡って実際に見て、触って確認してみて下さい。実際に使用した感想をお友達に聞いてみるのも良いですね。お手伝いしてきたお客様の中には、「使い勝手が良かったからと、同じメーカーを選ぶわ」という方も少なくありません。
また、これはお伝えするまでもない話なのですが、水道管などの給水管関係もメーカーとは全く別の水道会社が施工する部分ですので、切り離してお考え下さい。（メーカー指定の水道業者というものは存在します。）

まとめ
「キッチンリフォーム&リノベーションは、メーカー選択と空間インテリアを切り離して考えよう！」
お客様と話を始めると、「TOTOのキッチンが良い」とキッチンメーカーから選ぶ方が少なくありません。もちろん悪いことではありません。が、「どんなインテリア空間で暮らしたいか？」を先にイメージし、それに合ったキッチンを販売しているキッチンメーカーを選んでみると、より理想に近い完成形が見つかるのではないでしょうか？

一級建築士・インテリアコーディネーター　山口弘人


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