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2018.08.24イサム・ノグチ

東京オペラシティアートギャラリーで開催中の、イサム・ノグチ展へ

和紙を用いた照明、あかりシリーズなど誰もが一度は目にしたことがある作品をこの世に残した芸術家。

その彼の作品の中でも、特に高い評価を受けているのが、モエレ沼公園などのランドエスケープ作品だ。

ノグチは「余暇(leisure)」を、こう定義した。
「自由な時間、生活に必要なことから逃れ、人生を味わい楽しむことの出来る時間。それはリラクセーションとレクリエーションの時間。余暇とは遊びであり、祈りであり、または何もしないことでもある。



と。公園に隠されたメッセージを感じに、いつかその場所を訪れてみたいと思った作品展でした。

一休けんちくし やまぐちひろと

 

以下 イサム・ノグチ展webより

イサム・ノグチ(1904-88)は、詩人・野口米次郎とアメリカ人の母親のもとに生まれ、世界文化を横断しながら生き、彫刻をはじめ舞台美術や家具、照明器具「あかり」のデザイン、陶芸、庭、ランドスケープ・デザインまで、幅広い巨人的な制作を行いました。本展は、ノグチが抽象彫刻の分野にあっても常に「身体」を意識し続けたことや、そうした意識が、子供のための遊具デザインやランドスケープといった人間をとりまく環境へ向かい、ノグチ自身がいう「空間の彫刻」=庭園への情熱に拡大していったことに着目します。若き日に北京で描いた毛筆による身体ドローイング、モダンダンスの開拓者マーサ・グラハムのための舞台装置、日本で制作された陶作品や光の彫刻「あかり」のデザイン、さらに《チェイス・マンハッタン銀行プラザのための沈床園》(1961-64)など庭園、ランドスケープの模型・資料・動画、そして晩年の峻厳な石の彫刻まで、多様な作品を通して、「異文化の融合」や「生活と環境の一体化」をめざしたその活動の全容に迫ります。