BLOG水曜日ブログ

2020.01.16その土地に馴染んでいきたいからこそ・・・

 暦の上では、最も寒いとされているこの時期ですが、雪は降らず、コートも必要ない日があるくらいの暖冬が続いていますね。
寒くなると、食べたくなる『SHIMOTSUKARE』栃木県の郷土食。
私は栃木で生まれましたが、両親が県外の出身だったので、毎年『隣の山田さんちのしもつかれ』をいただき食していました。母はどう頑張ってもあの味が出せなかったような・・・
その土地に馴染んでいきたいから、その土地の料理を作ろう!食べよう!そんな気持ちが、両親にはあったのではないかと思います。
私は、その影響でしもつかれ大好き。「え~見た目がさぁ」とか言っている方にも、「一度食べてみよう」とお勧めしています。そんなしもつかれは、消費量がどんどん減り、このままでは消滅の危機に。そこで立ち上がったのが『しもかれぶらんど会議』。

お仕事でご一緒しているある方から、この存在を聞かせて頂きました。
2月にはイベントも開催されるそうなので、SHIMOTSUKAREが好きな人も、そうでない人も。これまでとは違った観点で、郷土料理に触れてみてはいかがでしょう?

一休けんちくし しもつかれヤマグチ

以下↓しもつかれブランド会議Facebookページしもつかれブランド会議Facebookページしもつかれブランド会議Facebookページより

しもつかれをブランド化するために、アイデアを出し実践するプロジェクトの参加者を募集します。
栃木の郷土料理と言えば「しもつかれ」。 栃木にゆかりのある人なら知っている、 老若男女問わず知名度のある県民のソウルフードです。
しかし独特の見た目と風味から好き嫌いが分かれ、 中年世代より若い世代は、食べる人が減少しているのが実情です。
現在、企業として製造しているのは、宇都宮市の「大関商店」さん1件のみ。 このまま行くと栃木の郷土料理が消滅する可能性も。
伝統料理というのは、長年継承されてきた地域固有の料理。 まさに栃木の文化そのもの。
しもつかれは江戸時代、飢饉による飢えをしのぐための「救荒食」として必要とされていました。 我々の先祖が苦しい時に現れた、救世主のような存在だったのかもしれません。
今は飽食の時代。日々たくさんの食べのが捨てられるくらい余っています。 そう考えると、しもつかれの役目は終わっているのかもしれません。
伝統・文化を捨て去ることは一瞬。しかし育てるには大変長い年月を必要とします。
この栃木にしかないアイデンティティーの灯を消さない為に、 「しもつかれブランド会議」を立ち上げ、 もう一度しもつかれと向き合ってみたいと思いました。
目を凝らしてよく見ると、しもつかれには良いところがたくさんあります。 その物の強みとなる部分を見つけ、最大化する。それこそがブランディングです。
参加者の皆さんには、私が実際仕事として培ってきたブランディング理論や、デザインの思考法を共有するつもりです。参加者の学びの場にもできたらと考えています。
クセが強く、ネタにもされるしもつかれ。 そんなしもつかれをもう一度見直し、栃木ブランドとして全国に発信しませんか?
ご参加お待ちしております。
しもつかれブランド会議 ブランディングデザイナー 青栁徹



「しもつかれブランド会議」はこんな方にオススメ
「しもつかれという素材に惹かれる」
今回私が考案した食べ方やパッケージデザイン以外にも、まだまだしもつかれのアレンジの仕方があるはず。しもつかれを活かすためのアイデアを参加者全員で考え、実践していきます。
「ブランディングに興味がある 」
ブランディングデザイナーとして仕事で実践してきたブランドづくりの手法を、出し惜しみなく投入します。 会議はワークショップ形式で進めますので、実際の手法を体験していただくことで深い学びとなり、参加者自身のお仕事にも活用いただけると思います。
「デザインプロセスに興味がある 」
ひとつのデザインを作るのにも様々な工程があります。私はデザインというのは問題解決策のひとつだと考えています。課題を整理し改善・結果を出すためのアプローチを考えデザインをする。その工程にはデザイン思考やロジカルシンキングと呼ばれる、問題解決の為に必要となる考え方が詰まっています。そういった思考法を共有しながら進めていきます。