建築工事の中で好きな工事があります。
土間コンクリート工事。金ゴテ仕上。
コンクリート打設の時期、時間、気温、湿度、下地の状況、厚み、面積、仕上げ方法、作業人数・・・等々を考慮し、コンクリートの配合を選定。
いざ、打設。
何度も何度も様々な道具を駆使し、最終的に金ゴテでキレイに平滑に仕上げる。
まさにプロの技。
因みに自分はまだコテで撫でる前のプニャプニャの状態の時が好きです。
表面はキレイに平らでも中では鉄筋とコンクリートが複雑に絡み一体化し強度を出す。
表と裏。
見える所と見えない所。
見た目は綺麗でも後々クラックが発生したりと、やはり中身が大事ですね。人間と同じで。
先日の大阪での地震で亡くなられた方々、被害に遭われておられる方々、心よりご冥福をお祈りし、お見舞い申し上げます。
特にブロック塀の倒壊に関しては、施工方法をキチンとしていれば防げたかも知れません。
建築に携わる者としては残念でなりません。
見えない所こそ慎重に、丁寧に、万全を期して。
後々の事、経年劣化や想定される全てを考慮し、想定外も想定して・・・
改めて思い知らされました。