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2021.02.24

花粉症対策リフォーム&リノベーション 『お洗濯の室内干し』

『室内物干し部屋&スペースを計画する上で知っておきたい2つのポイント』

来週から3月。桜の季節ももうすぐですね。と、同時に避けて通れないのが、『花粉症対策』。家族や職場、見渡してみると、花粉症でない人を探す方が難しい現在。私も『越婢加朮湯』(漢方薬)を飲んで、花粉メガネとマスク姿で、このブログを書いています(*▲*)←こんな感じ(笑)

そんな現代病の花粉症と日々の生活が切り離せなくなった今、ほとんどのお客様から、「できれば春は、室内で洗濯物を干したい」とのご要望をお聞きしますので、今日は室内物干し部屋&スペースを計画する上で知っておきたい2つのポイントを、お伝えします。

point➀部屋&スペースの位置を侮(あなど)るべからず 
『洗濯』という家事には次のような行動が伴います。1置く(脱ぐ)→ 2運ぶ→ 3洗う→ 4運ぶ→ 5干す→ 6取り込む→ 7たたむ→ 8しまう。と、細かく分ければ8つもの作業をする大仕事です。「主婦(主夫)の皆様、お疲れ様です!ありがとうございます!」

そんな中でも、注目すべきは4番の『運ぶ』です。2の運ぶと異なるのは、水分を含んだその重量。大きなカゴになればなるほど重さは嵩み、大変になりますね。
乾かすこと第一に考えれば、南向きの陽当りが良いスペースが最適なのですが、日々の『運ぶ』にも注目して、効率よく家事が出来る場所にそのスペースを配置出来るよう、間取り決定の最後に付け足すのではなく、全体の間取りプランを決めて行く最初の段階から盛り込むことをお勧めします。


間取りの中に室内干し部屋を設けた事例

Point➁その素材選びに気を付けるべし!
➀で取り上げたスペースをどう作るか?一番気を付けなければいけないのが、『湿気対策』です。「冬場の乾燥を防ぐために部屋干しにしましょう!」とお天気お姉さんが話していたのを思い出せば、その洗濯物の湿気が、部屋の中の湿度を保持できる(してしまう)ほどのものだということが想像できるかと思います。

例えば間取りの中に物干し部屋を設けた場合。その湿気でクロスがカビたなどの経験を持つ方もいらっしゃるかと思います。漆喰や無垢材を使って調湿するのも一つの手段です。が、やはり最も重要なのは、換気です。外壁側に換気扇を取り付けるのは誰でも思いつくことですが、意外と気が付かないのが、窓のカタチを変えることです。

日本国内で使用されている『窓』は、YKKAPと三協アルミなどの大手メーカーが作っていますが、どのメーカーも、『すべり出し窓』などと呼ばれる、少しだけ開けて換気が出来る窓を提供しています。そのタイプには横長や縦長のものありますので、換気と同時に壁面にアクセントを与え、収納も増やすなどといったことも可能です。

このようなポイントを押さえて、ぜひ花粉症の季節も快適な住まいを手に入れて下さい。
ドクターリフォームサンセイでも、花粉症スタッフが共感し、寄り添い、喜んでご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

ドクターリフォームサンセイ 一級建築士 インテリアコーディネーター 山口弘人





大きな掃き出し窓を、横長窓に変えた事例