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2024.10.23

良い人生を送るためのリビングライティング

良い人生を送るためのリビングライティング

日々の生活において、住まいの環境は心身の健康や幸福に大きな影響を与えます。その中でも、リビングの照明が果たす役割は見逃せません。今回は、筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史氏の研究をもとに、リビングの照明がどのように健康的な暮らしに貢献するかを掘り下げ、快適なライティングの工夫について紹介します。

照明と睡眠の深い関係
柳沢正史氏の研究によれば、夜間に強い光を浴びると、体内の睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制され、睡眠の質が低下します。私たちの体は、自然のリズムに従って動いており、夜になるとメラトニンの分泌が促され、眠りにつきやすくなります。しかし、夜でも照明が明るすぎると、体が「まだ昼間だ」と錯覚してしまい、寝付きが悪くなるのです。

そのため、夕方から夜にかけては、できるだけ柔らかく暖かみのある光に切り替えることが勧められています。適切な照明は体内時計を整え、深い眠りをもたらし、日々の生活の中でのパフォーマンス向上にもつながります。健康な睡眠を得ることで、心のバランスが整い、ポジティブな気持ちで毎日を迎えることができるのです。

リビング照明の具体的なアイデア
リビングは家族が集まる憩いの場であり、一日の疲れを癒す大切な空間です。そのため、照明を工夫することで、より快適でリラックスできる場所に変えることが可能です。以下のアイデアを参考に、ライティングを見直してみてはいかがでしょうか?

暖色系LEDの使用
自然光に近い2700K程度の暖色系LEDライトを使うと、心地よい落ち着きのある空間を作り出せます。寒色系の白い光ではなく、夕暮れ時のような柔らかい光がリビングに最適です。

調光スイッチの導入
一日の時間帯に応じて照明の明るさを調節することで、夜は自然にリラックスモードに切り替えることができます。特に夜遅くは、間接照明やフロアランプを使って柔らかい光を楽しむのが効果的です。

間接照明でアクセントを加える
壁や天井を反射させる間接照明を取り入れることで、空間に奥行きが生まれ、目にも優しい環境が整います。スポットライトを一部の装飾や植物に当てることで、リビングの雰囲気もワンランクアップします。

自然光を積極的に活用
日中はカーテンを開けて自然光を取り入れ、朝と夜のリズムを体に覚えさせることも重要です。特に窓辺に大きなソファやリーディングチェアを置くことで、光を感じながら家族と過ごすリラックスタイムを楽しめます。

ライティングの見直しで得られる効果
適切な照明は、ただ空間を明るくするだけでなく、住む人の心と体にポジティブな影響を与えます。家族全員がリビングで過ごす時間をより豊かに感じ、質の高い睡眠を手に入れることができれば、自然と生活全体が向上します。照明の小さな工夫が、幸福感や健康につながるという点で、住まいづくりの重要なポイントとなります。

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おわりに
リビングの照明を見直すことは、家族との団らんの時間をより楽しいものにし、心身の健康を支える住まいを実現する第一歩です。ドクターリフォーム・Banana Works LABOでは、皆さまが快適で充実した暮らしを送れるよう、さまざまなご提案を行っています。お気軽にご相談ください。

より良い照明が、あなたの人生をもっと素敵なものに変える一助となりますように。