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2024.10.30

「なぜ建築会社はリノベーションを避けたがるのか?」本当の理由を解説します。

リノベーションは、新築と比べて非常に魅力的な選択肢ですが、意外と多くの建築会社が積極的に取り組もうとしないケースがあります。その背景にはいくつかの複雑な理由が絡んでいます。本記事では、その「本当の理由」に焦点を当てながら、リノベーションがもたらす価値についても考察します。

1. 施工の難易度が高い
リノベーションは、既存の建物に新しい命を吹き込む作業であり、解体・構造補強など多くの要素を正確に見極めなければなりません。新築のようにゼロからスタートするわけではなく、予期せぬ配管の位置や経年劣化の問題に直面することもあります。そのため、高度な専門知識と経験が必要になり、手間がかかるのです。

2. 利益率の低さ
新築工事と比べて、リノベーションの利益率は低いと考えられがちです。新築は設計から施工まで効率的なプロセスで進められるため、大量発注や規格化された材料の使用が可能です。一方、リノベーションでは物件ごとに異なる対応が求められ、追加の手間やコストが発生しやすく、利益が圧迫されがちです。

3. 顧客ニーズの不確定要素
リノベーションでは顧客の希望や建物の状態によって計画が大きく変わります。特に住みながらの施工になる場合、スケジュール調整や騒音への配慮など、顧客対応が難しくなるケースも多々あります。また、施工中に「やっぱりこうしてほしい」という仕様変更が入ることも多く、建築会社にとっては計画が立てづらくなるのが課題です。

4. 保証やクレームリスクの増加
リノベーションでは、既存の建物の構造や設備を活かすため、その部分が施工後に不具合を引き起こす可能性があります。こうしたトラブルへの対応や保証期間中のフォローアップは、新築以上に慎重な対応を求められます。クレームやトラブルのリスクが増えることで、リノベーションに消極的な姿勢を取る建築会社も少なくありません。

5. 新築志向の強い経営方針
多くの建築会社は新築市場をメインの収益源としているため、社内のリソースやスタッフのスキルが新築向けに最適化されています。リノベーションは新たな技術やノウハウが必要なため、会社全体として乗り気になれない場合もあります。さらに、新築の方がブランド力や広告効果も高く、戦略的に新築を優先する傾向があります。

それでもリノベーションが選ばれる理由
ドクターリフォーム・Banana Works LABOは、こうした課題にもかかわらず、リノベーションに全力で取り組んでいます。その理由は、リノベーションこそが住まい手の「本当の暮らし」を実現できるからです。既存の家に合わせた提案を行うことで、家族の生活スタイルや感性を反映した唯一無二の住空間を作り出せます。また、環境負荷を軽減しながらコストも抑えるという大きなメリットもあります。

まとめ
リノベーションは決して簡単なプロジェクトではありませんが、それだけに大きな価値をもたらす可能性を秘めています。多くの建築会社がリノベーションを避けるのは、利益率や施工リスク、顧客対応の難しさが関係しています。しかし、私たちはその先にある「家族に寄り添う住まい」を実現するために、日々挑戦を続けています。建物に新たな命を吹き込み、次の世代へと受け継がれる住まいを提供すること。それこそが私たちの使命です。

ドクターリフォーム・Banana Works LABOでは、お客様の希望を叶えるため、これからも誠実なリノベーションを追求し続けます。

建替えるまでしなくても、リノベーションで手に入る効果はたくさんありますので、気になる方はぜひ一度、ドクターリフォーム・Banana works LABOが毎月主催している、OPENHOUSEに足を運んで実際のリノベーション事例を見てみてください。

11月9(土)10(日) 場所:宇都宮市長岡町 詳細はこちら