政治経済の大きなうねりの中で、“今こそリノベーション”と私たちが考える理由
2025年の春、日本の経済政策が大きな転換点を迎えています。日銀はついにマイナス金利政策を解除し、市場金利はゆるやかに上昇に転じました。住宅ローンの固定金利・変動金利も今後は右肩上がりになると予測されています。
同時に、物価上昇・円安・建材価格の高騰という波が押し寄せ、新築住宅の建設コストはこれまでにない水準に。
今、家を建てる・直すという行為は、まさに「政治経済の影響を真っ先に受ける行動」といっても過言ではありません。
そんな中、私たちドクターリフォーム・Banana works LABOが提案するのは、「中古住宅+リノベーション」という選択。
それは単にコストを抑えるというだけでなく、時代の波に呑まれない“暮らしの防衛策”であり、賢い資産形成にもつながるからです。
【事例紹介】築45年の平屋を断熱×耐震フル改修
~40代ご夫婦の「終の住処」に、時代に左右されない住まいを~
昨年、宇都宮市内でご相談いただいたのは、定年を迎えたご夫婦が暮らす築45年の平屋住宅。
息子さんの独立を機に、老朽化した実家を「壊して建て替えるか、それとも直して住み継ぐか」で悩まれていました。
新築に建て替える場合、総額は3,000万円を超える見込み。
一方、既存の建物を活かして耐震補強+断熱強化+間取りの再構成を行うことで、約1,800万円で快適な住まいに生まれ変わるリノベーション案をご提案しました。
ポイントは以下の通りです:
構造体を診断し、一部補強
断熱材(高性能グラスウール・スタイロフォーム)を床・壁・天井に全面施工
全窓に内窓(インナーサッシ)を設置し、気密・断熱・防音性を強化
トイレや洗面室を将来の介護動線に配慮したバリアフリー設計に
国の窓リノベ補助金を活用
完成後、ご主人からはこんな言葉をいただきました。
「政治のことはよく分からないけど、これからの物価上昇や年金のことを考えると、“今、身の丈に合った住まいにしておく”というのは大正解だったと思う。」
経済の不安定さは、「家」に表れる
物価高や金利の変動が“目に見えて”感じられる場面、それは「家を買うとき・直すとき」です。
新築市場ではウッドショック以降、構造材や設備機器の価格が不安定に。しかも多くの建築会社では「〇年後完成予定」のような納期遅れも発生しています。
その点、中古物件を購入してリノベーションする場合、物件の引き渡しから着工までの計画が柔軟で、補助金や減税のスケジュールも合わせやすくなります。
特にBanana works LABOでは、「買う前から設計士が同行してアドバイスを行う」サポート体制が整っているため、ムダな出費を未然に防ぐことができます。
【事例紹介】子育て世帯が選んだ、築35年中古+リノベの新しい住まい方
~建売にはなかった“理想のキッチンと学習スペース”~
小学生のお子さまがいるご家族からは、こんなご相談がありました。
「建売住宅はどれも同じ間取りでピンとこない。でも注文住宅は高すぎる…」
そこで私たちは、市内の築35年の戸建てを一緒に内覧し、「スケルトンリノベ」で希望通りの間取りに変更するプランをご提案。最終的に、建売より安く、自分たちのライフスタイルにぴったり合った家を手に入れることができました。
LDK中央にアイランドキッチン+横並びダイニング
子ども部屋には可動式の収納壁で成長に合わせて変更可能
リビングの一角に“親子で並んで勉強できる”カウンタースペース
太陽光パネル+蓄電池を設置し、光熱費の高騰にも備える仕様に
こちらも補助金(こどもエコすまい支援事業)と太陽光の売電収入を考慮すれば、10年後にはローンの負担も大きく軽減される見通しです。
政治・経済の不安定な時代こそ、「暮らしの軸」を持つ
金利は上がる、物価は下がらない。そんな時代の中で、
私たちは「家づくり」が一番大事な“生活の再設計”であると信じています。
Banana works LABOでは、栃木県内各地で毎月OPENHOUSEを開催しています。
チラシやSNSでは伝わらない、“住まいの温度”や“暮らしの質”を、どうぞ実際に体験してみてください。
そして政治や経済がどう動こうと、家族の安心と快適がゆるがないような、そんなリノベーションを一緒に考えていきましょう。