トイレリフォームをご検討中の方、またはトイレについてもっと知りたい方にとって、最適なトイレ選びは重要な課題です。
毎日使うトイレだからこそ、快適性や機能性、デザイン性など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
今回は、近年人気が高まっている「一体型トイレ」について、その特徴やメリット・デメリット、選び方のポイントなどを解説します。
一体型トイレとは一体どんなトイレ?特徴と種類を徹底解説
一体型トイレの定義と構造
一体型トイレとは、タンク、便器、便座、そしてウォシュレット(温水洗浄便座)が一体となったトイレです。
従来の組合せ型(分離型)トイレとは異なり、これら全てのパーツが一体化されているため、継ぎ目や隙間が少なく、すっきりとしたデザインが特徴です。
構造としては、タンク内部に貯水された水が、レバー操作によって便器に流れ込み洗浄する仕組みです。
タンクは樹脂製であることが多く、陶器製のタンクと比べてツヤ感は控えめです。
一体型トイレの種類とバリエーション
一体型トイレは、手洗い付きと手洗いなしのタイプがあります。
手洗い付きは、タンク上部に手洗い器が一体化されているため、省スペースで便利です。
手洗いなしは、タンクの高さが低く、よりコンパクトなデザインとなります。
また、便器の形状や洗浄方式、便座の機能など、様々なバリエーションがあります。
例えば、フチレス形状の便器は掃除がしやすいことで人気です。
節水性能についても、機種によって差があります。
主要メーカーの一体型トイレ製品例
LIXIL(リクシル)やTOTOなど、主要メーカーからは様々な一体型トイレが発売されています。
LIXILのアメージュシリーズは、節水性能と清掃性の高さが特徴です。
TOTOのGGシリーズは、掃除のしやすさとデザイン性の両立が魅力です。
それぞれのメーカーで、デザイン、機能、価格帯などが異なるため、自分のニーズに合った製品を選ぶことが重要です。

一体型トイレのメリットとデメリットを比較検討
掃除のしやすさ
一体型トイレ最大のメリットは、掃除のしやすさです。
継ぎ目や隙間が少ないため、汚れが溜まりにくく、拭き掃除だけで簡単に清潔さを保てます。
特に、フチレス形状の便器は、従来の便器に比べて掃除が格段に楽になります。
デザイン性と省スペース性
一体型トイレは、すっきりとしたデザインで、トイレ空間を広く見せる効果があります。
特に手洗いなしタイプは、よりコンパクトなため、狭いトイレにも適しています。
デザイン性も高く、モダンなトイレ空間を演出したい方にもおすすめです。
節水性能
一体型トイレは、節水性能の高い機種が多く、従来のトイレと比べて大幅な節水効果が期待できます。
機種によっては、年間数千円から数万円の水道料金を節約できるケースもあります。
価格とメンテナンス性
一体型トイレは、組合せ型トイレに比べて価格が高めです。
また、故障した場合、パーツ単位での修理が難しく、全体交換が必要になるケースもあるため、修理費用が高額になる可能性があります。
故障時の対応
一体型トイレは、故障した場合、パーツ単位での交換が難しいというデメリットがあります。
そのため、保証期間内に故障した場合でも、修理費用が高額になる可能性があります。
保証期間が過ぎた後の修理費用も考慮に入れておく必要があります。

まとめ
この記事では、一体型トイレの特徴、メリット、デメリット、選び方のポイントなどを解説しました。
一体型トイレは、掃除のしやすさ、デザイン性、節水性能といった多くのメリットがありますが、価格やメンテナンス性といったデメリットも考慮する必要があります。
トイレリフォームを検討する際には、自分のライフスタイルや予算、トイレの広さなどを考慮し、最適なトイレを選んでください。
さまざまなメーカーから多様な製品が発売されているため、ショールームなどで実際に見て触れて、比較検討することがおすすめです。
快適なトイレ空間を実現するためには、じっくりと時間をかけて検討することが重要です。
後悔のないトイレ選びを心から応援しています。
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