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2025.01.18

バリアフリーリフォームとは?快適な住まいを実現する方法

高齢化が進む現代、住み慣れた家で安心して暮らすためには、バリアフリーリフォームが重要な選択肢となります。
段差や狭さ、滑りやすい床など、高齢者にとって危険な箇所は意外と多く存在します。
しかし、リフォームは費用や手続きなどが複雑で、何から始めたら良いか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、バリアフリーリフォームの種類、費用相場、注意点、補助金制度について解説します。
快適で安全な住まいを実現するための情報を、分かりやすくご紹介します。

バリアフリーリフォームで快適な生活空間を手に入れる


リフォームの種類と目的


バリアフリーリフォームは、高齢者や体の不自由な方が安全で快適に暮らせるように、住まいを改修する工事です。
その目的は、転倒事故の防止、移動の容易化、日常生活動作の負担軽減など多岐に渡ります。
具体的には、段差の解消、手すりの設置、滑りにくい床材への変更、ドアの改修、水回りの改修などが挙げられます。
リフォームの種類は、部分的な改修から、間取り変更を含む大規模な改修まで様々です。
ご自身の状況やニーズに合わせて、最適なリフォームを選択することが重要です。

工事内容と費用相場概算


バリアフリーリフォームの工事内容は、リフォーム箇所によって大きく異なります。
ここでは、主な工事箇所別の概算費用をご紹介します。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は、工事の規模、使用する材料、業者の選定などによって大きく変動します。
正確な費用については、専門業者に相談することをお勧めします。

浴室:手すりの設置(3~5万円)、段差解消(5~25万円)、滑りにくい床材への変更(5~20万円)、ドアの変更(3~20万円)、暖房の設置(10~15万円)、浴室の拡張(15~250万円)

トイレ:手すりの設置(5~10万円)、段差解消(2千~10万円)、ドアの変更(5~20万円)、和式トイレから洋式トイレへの変更(15~50万円)、補助便座の設置(5~10万円)、トイレの場所移動(30~60万円)

玄関:手すりの設置(3~13万円)、スロープの設置(5~45万円)、ベンチの設置(2~7万円)、ドアの変更(20~60万円)、ドアの拡張(10~15万円)

廊下・階段:手すりの設置(6~15万円)、段差解消(3~15万円)、廊下の拡張(40~150万円)、階段の幅や勾配の変更(50~100万円)、階段の滑り止め設置(1~3万円)

キッチン:電動昇降棚の設置(10~60万円)、食器洗い乾燥機の設置(10~15万円)、IHクッキングヒーターへの変更(30~40万円)、システムキッチンへの変更(40~80万円)

洗面所・脱衣所:滑りにくい床材への変更(5~10万円)、車椅子用洗面台の設置(30~50万円)、洗面所の拡張(20~35万円)、ドアの変更(20~40万円)

寝室:手すりの設置(1~2万円)、ドアの変更(10~15万円)、滑りにくい床材への変更(5~10万円)、コンセントの増設(5千~2万円)

リフォームにおける注意点


バリアフリーリフォームは、単に設備を交換するだけでなく、利用者の安全と快適性を第一に考える必要があります。
リフォーム前に、利用者の身体状況、生活習慣、家族構成などを考慮し、本当に必要な改修箇所を検討することが大切です。
また、リフォーム後の生活動線をシミュレーションし、使い勝手を確認することも重要です。
さらに、業者選びも慎重に行う必要があります。
業者から見積もりを取り、工事内容やアフターサービスなどを比較検討しましょう。

補助金制度の活用方法


バリアフリーリフォームには、国や地方自治体による補助金制度が活用できる場合があります。
介護保険制度による住宅改修費の支給、各自治体の補助金制度、長期優良住宅化リフォーム推進事業など、様々な制度があります。
利用できる制度や条件は、居住地や利用者の状況によって異なりますので、事前に各機関に問い合わせて確認することが重要です。
申請には必要な書類や手続きがあるので、余裕を持って準備を進めましょう。


安心安全なバリアフリーリフォームを進めるためのステップ


専門業者選びのポイント


バリアフリーリフォームは専門的な知識と技術が必要なため、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。
業者の実績、経験、資格などを確認し、業者から見積もりを取り比較検討しましょう。
また、担当者の対応や説明の分かりやすさなども重要な判断材料となります。
口コミや評判なども参考にしながら、安心して任せられる業者を選びましょう。

リフォーム前の準備と計画


リフォームを始める前に、まず現状の住宅をしっかりと把握しましょう。
危険箇所を特定し、優先順位を付けてリフォーム計画を立てます。
予算についても、事前にしっかりと把握しておきましょう。
補助金制度の活用も検討し、費用を抑える工夫をしましょう。
そして、リフォーム計画を業者と共有し、詳細な見積もりを作成してもらいましょう。

工事後のアフターケア


リフォーム工事が完了した後も、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
業者とのアフターケア契約を結ぶことで、安心して暮らすことができます。
何か問題が発生した場合にも、迅速に対応してもらえる体制を整えておくことが重要です。


まとめ


今回は、バリアフリーリフォームについて、種類、費用、注意点、補助金制度、業者選び、リフォーム計画、アフターケアといった様々な側面から解説しました。
住み慣れた家で安心して暮らすためには、ご自身の状況に合わせた適切なリフォーム計画を立てることが重要です。
専門業者に相談し、最適なプランを選択することで、安全で快適な生活空間を実現できます。
補助金制度などを活用することで、費用負担を軽減することも可能です。
早めの計画と準備で、より安心できる住まいづくりを進めましょう。
快適な高齢生活を送るために、バリアフリーリフォームを積極的に検討することをお勧めします。

 

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