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2020.10.13

ハイブリッド建築士の先頭を走れるよう

『秋になると思い出すイベント2つ』

一級建築士二次(製図)と、宅地建物取引士(当時は宅地建物取引主任者)試験だ。

まずは一級建築士にチャレンジ。
生まれ故郷の宇都宮を離れ、静岡県富士宮市で4年間の寮暮らし。建築を学び、卒業後東京都内の建設会社に勤務。直ぐに勉強も開始し、最短ルートで登り詰めることが出来た感動は今もはっきりと覚えている。同期のまっちゃん(現在は千葉県白井市で大工)と一緒に合格できたのも格別な喜びだった。まだ20代前半だったが、業界では先生と呼ばれる国家資格保有者になり、まっちゃんと気も引き締めた。当時電車内で、「俺たち、きっと天狗になるよ。ここにいる人は全員一級建築士だと思おう!」と話した。まっちゃん覚えてる?

宅地建物取引士を翌々年に取得
ここにも、まっちゃん登場。「勉強する習慣がついたし、すぐに宅建も取るよ。来年一緒にやらない?」と誘ってもらったが、少し休憩し2年後に取得。違う分野を学ぶ楽しさも、同時に覚えた。この時は「この資格を使うときは来るのかな?」と思っていたが、努力は嘘をつかないとは本当だった。

現在
ドクターリフォームには、中古リノベーション相談が多く寄せられるようになってきた。「不動産屋さんを回ってみても、建築の事をわかる人がいない」「リフォーム&リノベーションの相談をしてみたが、思うような空間提案がなかった」などとの思いで、私たちの扉をノックしてくれる方が殆どだ。

これから
『時は来た』と感じることが、人生の中であるとしたら、私は今だと感じている。
マンションよりも戸建てに。アパートから中古へ。コロナ禍で住空間を充実させようと考える若い世代が明らかに増えてきている。不動産物件を不動産屋で探し、建築士のアドバイスなく購入する時代は、もう終わったと言えよう。両方の知識があるハイブリッド建築士&宅建士の先頭を走れるよう、次なるステージへ我々は進む。

Banana works LABO 山口弘人