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2021.12.22シリーズ建築について『構造』

リフォーム&リノベーションを主に手掛けている、我々ドクターリフォームBanana works LABOメンバーが、2022年から始動する新築プロジェクト参加することをきっかけに、改めて『建築について』自分たちのコダワリをblogで発信していく、『シリーズ建築について』。

『構造』
築30年、50年、100年。振り返れば、様々な年数の建物をreform&renovationでお手伝いしてきた。
その多くの構造は、在来木造と呼ばれる、日本国内で最もポピュラーな大工さんが建てた家だ。

2021年現在、巷ではツーバイフォー2×4工法を筆頭に、木質系プレハブ工法、鉄骨系プレハブ工法、重量鉄骨造、鉄筋コンクリート造、ユニット工法など、各メーカーがその『強さ』を競って、特徴を打ち出している。
最近では、ツーバイシックス2×6工法という、新構造も現れ、より強くを目指す傾向の到着点GOALは、まだ先になりそうだ。

では、そもそも、『家の強さ』に消費者は何を求めているのだろう。
「震度10でも壊れない家」などと答える人もいるかもしれないが、そもそも震度に10はない。東日本大震災など過去のデータも7までとなっている。仮に10などという規模の揺れが来た場合、建物すべてが全倒壊するといわれている。


これらの知識を踏まえた上で、私は在来木造をお勧めしたい。
あまりにも強さを売りにした競争建築が目立ちすぎている。行き過ぎ、やりすぎは、負担も多いし、キリがない。

『足るを知る』

そして、在来木造は、30年後の家族構成の変化に合わせた、大規模なrenovationもしやすいのだ。

「reform&renovationしないで良い家。」
そんな新築をお客様にご案内したい。

一級建築士 山口弘人