「ホテルのような家に住みたい」
そんなご相談を受ける機会が、ここ数年で明らかに増えてきました。
“ホテルライク”という言葉から、多くの方がイメージされるのは、シンプルで洗練された空間。
高級感のあるインテリア、最小限に抑えられた生活感、そして落ち着いた照明。
それはたしかに視覚的な美しさですが、私たちドクターリフォーム Banana Works LABOでは、“暮らしの質”まで含めた提案を大切にしています。
ホテルライクなリノベーションとは、見た目を「ホテル風」にすることだけではありません。
家族みんなが心地よく過ごせる、整った空間と時間をつくること。
それが私たちの考える「真のホテルライク」です。
■ 生活感を上手に“隠す”工夫
ホテルの客室には、生活用品が目につかない工夫が徹底されています。
それは「モノがない」わけではなく、「モノが見えないように計画されている」だけ。
この考え方は、家庭でも十分に活かすことができます。
たとえば、帰宅後すぐに上着やバッグを収納できるファミリークローク。
キッチンには扉付きのパントリーを設け、調理家電やストック品をすっきり隠す。
リビングには壁面収納を造作し、日用品が視界に入らないように設計。
このように「使う場所の近くに、適切な容量の収納を設ける」ことで、
暮らしのリズムを崩すことなく、見た目も整った空間が実現します。
■ “陰影”を操る照明計画で、非日常を日常に
ホテルの居心地の良さは、照明の巧みな使い方にあります。
昼間の自然光とは違い、夜のホテルは“光を削る”ことで静けさを演出しています。
間接照明を壁や天井に仕込み、空間に柔らかい陰影をつける。
寝室では、手元だけを照らす読書灯や、足元のやさしい灯りで安心感を。
ダイニングやキッチンには、ペンダントライトで空間にリズムを。
こうした光のデザインは、単に「おしゃれ」なだけでなく、
日々の暮らしに“気持ちのオン・オフ”を生む大切な要素です。
夜の灯りが整っている家は、心も整います。
■ 水回りは“用を足す場所”から“癒しの空間”へ
バスルームや洗面空間も、ホテルライクを実現するうえでのポイントです。
とくに近年は「お風呂に入る時間が、家族それぞれの楽しみになった」という声も多くいただきます。
お風呂は、壁にアクセントパネルを選んだり、音楽を聴けるシステムを導入したり。
あえて照明を落とし気味にすることで、まるでスパのような空間に。
洗面空間も、収納棚を浮かせたり、タイルや間接照明でホテルのパウダールームのように演出。
朝の混雑を解消するために、洗面ボウルを2つ並べたり、脱衣所と洗面を分けて家族や来客の動線を確保したりと、
デザインと実用性を両立させたプランニングが好評です。
■ 家族それぞれに、“くつろぎの居場所”を
ホテルでは、一人ひとりがそれぞれの時間を過ごせるように空間がデザインされています。
この考えを家庭に取り入れるなら、「家族全員に、自分の“居場所”を用意する」ことが重要です。
お父さんのワークスペース。
お母さんの趣味のコーナー。
中高生の子どもたちが静かに集中できるスタディスペース。
みんなで過ごすリビングとは別に、それぞれが“ひとり”を楽しめる場所をつくることで、
家族の距離感がちょうどよくなり、むしろ絆が深まるように感じます。
■ ホテルライク × 暮らしやすさ=「我が家らしい贅沢」
大切なのは、「見た目の高級感」だけではなく、
その家に住む家族にとって“どんな心地よさが必要か”を見極めること。
ホテルのように整っていながら、子どもが走り回れる広さや、使い勝手のよい収納がある。
毎日使う水回りが快適で、照明に癒され、プライベートな時間も大切にできる。
そうした“ちょうどいい贅沢”が、リノベーションなら叶います。
ドクターリフォーム Banana Works LABOでは、デザイン性だけでなく、
「暮らしの質」を底上げするホテルライクな住まいをご提案しています。
■ まずは“本物のホテルライク空間”を体感しませんか?
当社では、毎月、リノベーション済みの住まいを開放するオープンハウスを開催しています。
間取りの工夫、照明の使い方、収納の位置、動線のアイデア──
写真ではわからない「空気感」や「肌ざわり」を、実際に体験していただけます。
ホテルに泊まりに行かなくても、ホテルのように心が整う。
そんな暮らしを、自分たちの家で始めてみませんか?
おわりに
「ホテルライクにしたい」と思ったとき、本当に求めているのは、
**“見た目の良さ”ではなく、“暮らしやすくて癒される家”**なのかもしれません。
そんな住まいを、リノベーションで一緒につくっていきましょう。